
飼い主のもとを旅立ったペットたちが渡るという虹の橋。『ひまちゃんと天国の面接』(しらほし卯乃/KADOKAWA)は、その橋のたもとで飼い主を待っている動物たちの暮らしを描いた作品だ。SNSでの大反響を受けて連載をスタートした本作は、主人公であるハムスターのひまちゃんが虹の橋のたもとにたどり着き、面接を受けるところから物語がはじまる。
動物たちのかわいらしさがあふれる本作を「カーテンコールのような物語」だと語る、著者のしらほし卯乃さんにお話を伺った。自身も小さい頃にウサギを飼い、現在はハムスターと暮らしているという動物好きなしらほしさんに、動物たちの死後を描くからこその悩みや本作に込めた想いについて深掘りする。
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――虹の橋のたもとにいる動物たちには、みんなオリジナルの天使のわっかがついていますよね。ハムスターのひまちゃんのわっかはブロッコリーでしたが、わっかには各動物たちの好きなものがデザインされているのでしょうか?
しらほし卯乃さん(以下、しらほし):天使のわっかはそれぞれの動物たちが好きなものをモチーフにしました。虹の橋のたもとは広い草原というイメージで描いたため、「広いところで動物たちが走り回ってたら飼い主が死後にそこに行っても、自分の子がどこにいるか分からないだろうな」と思ったんです。そこで、印が頭にあったら分かりやすいのではないかと考えました。あと、天使のわっかというモチーフ自体がすごくかわいいと思い採用しました。
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ただ、天使のわっかをそのまま描くと、「死後の世界をリアルに感じてしまうかもしれない」と思ったんです。そこで、動物ごとに色を変えて、目印になるよう動物が好きなもののモチーフにして……とイメージを膨らませていきました。
――ひまちゃんはブロッコリーが好きという設定ですが、ブロッコリー好きはハムスターあるあるなのでしょうか?
しらほし:あるある…とまでは言えないのですが、野菜が好きなハムスターは多いと思います。私が飼っているハムスターは、高級なレタスが好きです。試しに一度高級なレタスをあげてみたところ、普通のレタスを食べなくなってしまって……(笑)。
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私の両親は畑で野菜を育てていて、そこで採れたばかりのトウモロコシと枝豆を茹でてあげたところ、それしか食べたがらなくなって。食べさせすぎは良くないので、バランス良く食べさせるのに、苦労した時期もありました。小さな身体ながら、なかなかグルメなハムスターに育っています(笑)。
文・取材=原智香
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