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一人分の夜を生き直す 岩谷翔吾 / 幻冬舎


タイトルに触れ、この言葉はいったいどういう意味を表しているのだろう?という思考を巡らせながら、プロローグのページを開く。すると飛び込んでくるのは、“光が散る”“音はまだ来ない”“視線は交わさない。代わりに身体が言葉を交わした”……という体感の芯にあるようなものを可視化した言葉の洪水。舞台は、渋谷のクラブで開催されるダンスバトル会場。ファイナルに挑む高校3年生の蓮と大和の躍動的なダンスシーンからストーリーは幕を開ける。


LDH JAPAN所属のダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のパフォーマー・岩谷翔吾さんの2作目となる小説『一人分の夜を生き直す』(幻冬舎)は、東京ドームのステージに立った夜の衝動から生まれたという。何万人もの人々から歓声を浴びたあと、家に帰り、ひとり深夜にカップラーメンを食べているとき、たった数時間しか経ていないのにこの落差はなんだろう?これは自分というひとりの人間に起きたことなのか?という内側から溢れてきた感覚が、≪光と影≫という物語の核を生み出したという。


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