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中学高校という青春の時期を同性のみで過ごす、男子校・女子校。一時は公立の男女別学校を共学化する動きが多くみられたが、中学受験の受験者が増えたことで、近年再び身近なものになった印象がある。元女子校の筆者としては、男女別学校独特の雰囲気というのは確かに存在すると思う。一言で言えば、同性しかいない環境はかなり自由だった。では男子校では、日々どんなやり取りが繰り広げられているのか? そんな男子校に通う人々のリアルな日常を描いたのが『男子校の生態』(コンテくん/KADOKAWA)。著者であるコンテくんが、男子校に中学高校6年間通っていた時の日常をゆるっと描いたエッセイ漫画である。


数学の授業中、教科書を壁代わりに机に立てる生徒。お弁当をそーっと取り出し、卵焼きをモグモグ……。そう、早弁だ。早弁は共学の学校でもあると思うが、この生徒の席、実は1列目の真ん中。いわばセンター最前で堂々と早弁をしているのである。1列目は教壇に立っている先生からは死角。そこに教科書でバリケードを築けば絶対にバレない……! 理論的にはそうだが、堂々とやってのけるのが男子校ならではの自由さであろう。卒業して数十年経った身で考えると、匂いでバレそうな気もする。黙認するという、先生のやさしさもあったのかもしれない。


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