
誰もが知る「遊び」を、究極の頭脳戦へと昇華させた作家・青崎有吾の小説『地雷グリコ』。そのコミカライズ版最新5巻(白泉社)が、2026年10月29日(木)に発売される。
2023年に発表された原作小説は、「山本周五郎賞」「日本推理作家協会賞」「本格ミステリ大賞」の3冠に輝いたほか、ミステリ関連の賞で史上初となる9冠を達成。2024年上半期の「直木賞」候補にも選ばれるなど、高い評価を得ている。
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コミカライズ版は『めだかボックス』の作画で知られる暁月あきらが手がけ、2024年10月より『ヤングアニマル』で連載開始。さらに11月13日(金)にはPrime Videoのオリジナルドラマとして実写版が配信されるなど、メディア展開も広がりを見せている。なおドラマ版は森七菜と蒔田彩珠がW主演を務め、監督には映画『かくかくしかじか』やPerfume、サカナクションのMVなどを手がける関和亮が起用された。
主人公の射守矢真兎(いもりや・まと)は、平穏な毎日を望む女子高生。普段はつかみどころのないマイペースな性格ながら、勝負ごとにはやたらと強い。ある日、親友の鉱田風日(こうだ・かざひ)に頼まれ、学園祭で屋上を使う権利を懸けた争奪戦「愚煙試合」へ出場することに。これをきっかけに、真兎は風変わりなゲームに次々と巻き込まれていく――。
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作中には誰もが一度は遊んだことのあるゲームに、特殊なルールを加えたものが多く登場する。たとえばコミックス第1巻で描かれた「地雷グリコ」は、おなじみの「グリコじゃんけん」に、“地雷”を踏むと10段戻されるというルールを加えたもの。ほかにも百人一首の絵札を使った神経衰弱「坊主衰弱」や、グー・チョキ・パーに独自の手を加えた「自由律ジャンケン」など、趣向を凝らしたゲームがそろう。ルールになじみがあるからこそ、読者自身も次の一手を考えながら読み進めていけるのが大きな魅力だろう。
もちろん、魅力はゲームだけに留まらない。登場人物たちも個性豊かで、中でも興味深いのが真兎と鉱田の中学時代の同級生・雨季田絵空(うきた・えそら)だ。飄々とした性格である一方、勝つためならどんな手段も厭わない合理主義者で、名前を聞いただけで真兎の表情が凍りつくほどの因縁を持つ。
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前巻では絵空との勝負に向け、賭けの元手となる「Sチップ」を増やすために「星越高校」の生徒会役員へと挑んだ真兎。「だるまさんがころんだ」を下敷きにした「だるまさんがかぞえた」での勝負を経て、最新5巻ではいよいよ絵空との直接対決が幕を開ける。
ふたりの戦いに用意されたのは、3000万円を奪い合う「四部屋ポーカー」。論理と洞察力の両方が問われる最高難度のゲームで、果たして勝負を制するのは……。
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絵空との頭脳戦を、真兎はどのように切り抜けるのか。そして、ふたりの間に横たわる因縁の真相とは? 小説版とはまた違った、コミカライズ版ならではの緊迫感あふれる心理戦をぜひ堪能してほしい。
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