
少女マンガ史に残る異世界ファンタジーの金字塔『彼方から』。TVアニメも放送中の同作を新たな装いでまとめた『彼方から 小冊子付き愛蔵版』の3巻と4巻が、2026年11月5日(木)に発売された。
同作は『LaLa』で1991年から2002年まで連載され、累計発行部数は400万部を突破。2004年には、優れたSF作品を顕彰する「星雲賞」コミック部門にも輝いた。そして連載開始から35周年を迎えた今年、待望のTVアニメ化が実現。10月5日に刊行が始まった愛蔵版も、1巻と2巻の発売直後から書店やSNSで問い合わせが相次ぎ、緊急重版が決まった。
続きを読む
愛蔵版は、通常のコミックスサイズよりひと回り大きいB6サイズで刊行。全7巻それぞれには作者・ひかわきょうこ氏の描き下ろしカバーイラストを採用し、32ページのスペシャル小冊子も付属する。小冊子にはカラーイラストや初公開のラフ画に加え、ひかわきょうこ氏のインタビュー、貴重な『LaLa』掲載時の記事などを収録。作品の歩みを振り返るうえでも、ファンにはうれしい内容だ。
35年の長きにわたって愛されてきた『彼方から』とは、どのような作品なのだろうか。物語は、無差別爆弾事件に巻き込まれた女子高生の立木典子(ノリコ)が、突如として見知らぬ世界へ飛ばされてしまうところから幕を開ける。森で怪物に襲われた彼女を救ったのは、長い黒髪の剣士・イザークだった。
続きを読む
言葉はまったく通じないものの、彼のおかげでなんとか森を抜け出せたノリコ。しかし、この世界では災いをもたらす「天上鬼」を呼び覚ます存在「目覚め」が現れたとされ、各国がその行方を追っていた。異世界からやって来たノリコは、やがて「目覚め」として狙われることになる。
今や数え切れないほどの異世界ファンタジーが生まれているが、『彼方から』には時代を経ても色あせない魅力が詰まっている。中でもヒロインのノリコは、逆境に直面しても自らを奮い立たせる芯の強さが魅力的。言葉も常識も通じない世界に戸惑いつつも、自分にできることを模索していく姿は、大人になった今だからこそ、より心に響くのではないだろうか。
続きを読む
今回発売される愛蔵版3巻では、森の結界を解こうとするノリコたちの前に、銀色の髪をした少年・イルクが現れる。朝湯気の木の精霊である彼を道案内に進む一行。しかし、しつこく襲いかかる森の魔物との戦いのさなか、イザークの身体に突然異変が起きてしまう。
さらに同巻には、イザークと彼の古い知人女性ガーヤの出会いを描いた「風語り」も収録。ふたりの過去を知ることで、本編で交わされるやりとりにもまた違った味わいが生まれるはずだ。
続きを読む

一方、愛蔵版4巻では、占者の女性・タザシーナのたくらみによって、ノリコがワーザロッテの一団にさらわれてしまう。彼女が「黙面様」への生贄にされようとしていると知ったイザークは、激しい怒りから“異形の姿”を人前にさらす。その結果、ふたりが抱えてきた秘密が周囲に知られてしまい、事態は思わぬ方向へと進む――。
なお、愛蔵版は今後も毎月刊行され、5巻と6巻は12月4日(金)、最終7巻は2027年1月4日(月)に発売予定。最終巻の小冊子には、ひかわきょうこ氏の描き下ろしも収録される見込みだ。詳しい情報は特設サイトで確認できるので、気になる人はチェックしてみてほしい。
続きを読む
また10月28日(水)発売の雑誌『メロディ』2026年12月号と、今後発売される2027年2月号の特別ふろくには「両面描き下ろし ミニ色紙風カード」が登場。愛蔵版1巻と連動したプレゼントキャンペーンも実施され、応募者全員にA4クリアファイルがプレゼントされる。こちらもお見逃しくなく!
特設サイト:https://www.hakusensha.co.jp/tokusetsu/kanatakara/
記事一覧に戻る