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「戦後」とは何だったのか 未来を変える日本現代史(文春新書) 辻田真佐憲/文藝春秋


「私らが悪いんであって、社員は悪くありませんから!」


1997年11月24日、野村・大和・日興と並ぶ四大証券の一角であった山一證券の自主廃業が決定した。当日、記者会見の場に現れた野澤正平社長は、涙ながらに冒頭の言葉を述べた。


日本を代表する証券会社が終焉した背景にあったのが、バブル崩壊後の経済停滞だ。1991年のバブル崩壊から今にいたるまで、本格的な景気回復には至っていない。長期停滞は当初「失われた10年」と呼ばれた。それが20年、30年と延び、ついには「失われた40年」に突入しかねない、という議論すらある。


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