ダ・ヴィンチWeb

白眉の司  ササキエンジュ/講談社


美術館の学芸員というと、どんな仕事を思い浮かべるだろう。


静かな展示室で作品を見守り、古い文献をめくって研究に没頭する――。そんな光景を想像する人が多いのではないだろうか。


もちろんそれも大切な仕事の一部。だけど『白眉の司』(ササキエンジュ/講談社)を読むと、学芸員の仕事はいかに多彩なものであるかが分かってくる。彼らは美術品を調べ、守り、その魅力を伝える。そのために人と会い、人と交渉し、ときには人の心を動かす。


続きを読む