
東京・南町田グランベリーパークのスヌーピーミュージアムで、企画展「Siblings are Wonderful きょうだいって、いいな」が2027年2月28日まで開催中です。
スヌーピーミュージアムでは半年ごとにテーマを設け、アメリカのチャールズ M. シュルツ美術館&リサーチセンターが所蔵する貴重な「ピーナッツ」のコミック原画を紹介しています。その中で今回は“きょうだい”をテーマに、シュルツ美術館所蔵以降 初公開のコミック原画15点を含む約45点のコミック原画、複製原画が集結。チャーリー・ブラウンと妹サリー、ルーシーと弟ライナス&リラン、スヌーピーら6匹きょうだいのエピソードが描かれた原画が楽しめる企画展となっています。

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開催直前の内覧会には、スヌーピーミュージアムのクリエイティブ・ディレクターである草刈大介氏、シュルツ美術館エキシビジョン・マネージャーのレイチェル・ヴェラメイ氏が登壇してくれました。

草刈氏はまず、シュルツ氏の作品の魅力を紹介。ひとつめに「絵の素晴らしさ」を挙げ、「シュルツ氏の描く“線”が、作品の人気の大きな秘密。ぜひ原画で、“線”をしっかり見ていただきたい」と話しました。
ふたつめの魅力は面白さ。「ピーナッツ」はシュルツ氏が1万8000近くのエピソードを、50年間休まずに執筆したものですが、基本的にはすべてにギャグの要素が入っているとのこと。「新聞で毎朝読むものとして、どれもクスっと笑える要素が入っている。ぜひ構えずに、笑いながら楽しんでほしい」とアピールしました。
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その上で、今回の企画展のテーマ“きょうだい”を象徴するマンガとして「はじめて兄になる」と今回コピーがつけられた作品をピックアップ。サリーが生まれた瞬間、チャーリー・ブラウンが大喜びし、その様子を見たライナスが「ぼくが生まれた時、姉さんはあんなじゃなかった!」とこぼすコミックです。「きょうだいができた時の心からの喜び。離れられないという、きょうだいだからこその宿命、悲しみ、難しさ、愛……。そういった複雑なものがたった4コマの中で表現されている」と語ってくれました。
続いて、レイチェル氏もお気に入りの原画をふたつ紹介。
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ひとつめは、1974年1月6日に発表された作品で、今回「姉のたくらみ」とコピーがつけられた初公開となる原画。ルーシーが、ライナスが自分より背が高くならないよう、ライナスの横を通るたびに彼の頭を押す。それにライナスがイライラする……というふたりらしいやり取りが描かれた一枚です。レイチェル氏は「ライナスのイライラした様子、姉と弟の複雑な関係がシンプルな線でしっかり表現されている」とセレクトの理由を説明しました。

ふたつめは、「美しいきょうだい、ベル」。スヌーピーとベルの再会が描かれたエピソードですが、実はベル自体そんなに登場回数が多くないキャラクターな上に、ベルの息子が登場するのはこちらを含めて2回のみ。「そういった意味でも貴重な原画であると同時に、まつ毛や表情などで3匹それぞれの個性を出しているところにも注目してほしい」と伝えてくれました。
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そしてもうひとつ、おふたりが紹介してくれたのが、企画展と同日からスタートした新設体験展示「ドローイングステーション」。イラストの上に紙を重ねてキャラクターをなぞることで、作品の魅力と紹介にもあったシュルツ氏の“線”に触れることができる仕組みになっています。レイチェル氏が実際にスヌーピーをなぞって実践。草刈氏が「例えば眉毛が浮いていたりする絵がいくつかあります。シュルツさんが省略して書いている様子なども、体験してみたらわかる」と魅力を解説してくれました。

同日より、オリジナルの缶バッジを作ることができるワークショップに新デザイン「ミュージアムコレクション」6種と、シーズナルデザインの「ハロウィーン」が登場。印象的なモチーフなどがデザインされたイラストに、「ピーナッツ」コミックと同じ“シュルツフォント”のシールを貼ってオリジナルの缶バッジを作成することができます。
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また1階のグッズショップ「ブラウンズストア」ではここでしか買えないオリジナルグッズを販売中。スヌーピーのきょうだいたちがこちらを見守ってくれているような〈スタンドミラー きょうだい〉や本企画にあわせたクリアファイル、ポストカードなど、気になるグッズが盛りだくさんです。

引用----
<開催概要>
企画展「Siblings are Wonderful きょうだいって、いいな」
会期:2026年9月5日(土)~2027年2月28日(日)
会場:スヌーピーミュージアム(2階 企画展示室)
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常設エリアも見どころ満載
企画展の開催中は、もちろん常設エリアも入場可能です。
ぬいぐるみから洋服、文房具などたくさんのスヌーピーグッズで埋め尽くされた「スヌーピー・ワンダールーム」は特に圧巻! 足を踏み入れた瞬間から“どこを見てもスヌーピー”の幸せ空間です。ここに並んでいるグッズはファンが寄贈したものということもあり、スヌーピーが国を超え、世代を超えて愛されていることがひしひしと伝わってきました。

続く「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」は、作者の創作の歴史を写真や画像で振り返るコーナー。意外と知らなかったチャールズ・シュルツその人を知ることで、「ピーナッツ」の物語やキャラクターが生まれた背景をより深く理解することができる展示となっています。
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「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」はスヌーピーやピーナッツ・ギャングの定番エピソードやトリビアについて、複製原画やヴィンテージグッズ&スライドショーで紹介。

個人的には、特にキャラクターひとりひとりを紹介するコーナーがかなりの見ごたえ。改めてキャラクター同士の関係をおさらいできる上に、「そうだったんだ」という意外な発見もあり、しばらく足を止めて堪能しました。
「スヌーピー・ルーム」には幸せそうに眠ったり、スケートをしたりとさまざまなスヌーピーのオブジェが登場。

全方位から眺めるもよし、一緒に写真を撮るもよし。あらゆる手段でスヌーピーを愛でることができます。
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館内に入るとすぐにある「ふかふかきょうだい」も常設。
鼻と耳、リボン、大きさと触り心地……さまざまな角度できょうだいそれぞれの特徴がしっかり表現されています。

草刈氏は「ピーナッツが描くきょうだい関係は基本的には辛らつなものが多い。だからこそ面白いし、共感を生む。でもそれだけではなくて、最後には愛情もしっかり描かれている」ともお話ししてくれましたが、まさにきょうだいのリアル、面白さ、そこに隠れた愛がしっかりと伝わってくる企画展。さまざまな角度から「ピーナッツ」&スヌーピーの魅力を知ることができる常設エリアとともに、ぜひ足を運んでみてください!
取材・文=原智香、撮影=川口宗道
©2026 Peanuts Worldwide LLC
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