ダ・ヴィンチWeb


『どいつもこいつもバカばっか 画面の中も地獄』(まるたおかめ/KADOKAWA)は、何気なくSNSに投稿したグチが炎上し傷ついた経験を持つ女性が、数年後、今度は匿名アカウントで他人への不満を発信し、SNSの「共感」にのめり込んでいく姿を描いたコミックである。画面の向こうから浴びせられる言葉に傷つけられたはずなのに、いつしか自分も誰かを傷つける側へ——。SNSに潜む承認欲求の恐ろしさを描いた物語だ。


主人公・ゆきのは、息子のたいちを育てている母親。ある日、ベビーカーでバスに乗ったときに感じた不満を何気なくSNSへ投稿したところ、思いがけず炎上してしまう。見知らぬ人々から寄せられるのは、子連れの母親を非難する言葉の数々。傷ついたゆきのは思わず言い返すも、脅迫めいたDMまで届いてしまい、怖くなった彼女はアカウントを削除する。


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