ダ・ヴィンチWeb

作家やクリエイター、お笑い芸人、音楽アーティストなど、多彩なジャンルで活躍する人たちが、心に残る一冊をセレクトして、自身の言葉で紹介! 本を選んだ理由やそれぞれならではの視点を通して、本との新しい出会いや、読書の楽しみを届けます。


『踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君』 (金原ひとみ / 朝日新聞出版)


この部屋が外界とは無関係であることを装うため、大貫妙子の『SUNSHOWER』を大音量でかけ、愛読書を数冊手にとり、お気に入りの椅子の上で読み始めた。


椅子の横に設置したスツールの上には、自分で手間ひまかけて淹れたコーヒーが置いてある。それを飲む度、大量のCDと本、ギター、そして、「わたしはこの仕事でやっていくんや!」と決意したときに、初著書の印税で買った大げさなアクセサリーが視界の端っこに映りこむ。


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