
先日、TVアニメ化決定が発表された『神さま学校の落ちこぼれ』(日向夏:原作、赤瓦もどむ:漫画、星海社:原作協力/白泉社)。そのコミックス最新15巻が、2026年9月18日(金)にリリースされた。
同作は、『薬屋のひとりごと』(主婦の友社:ソフトカバー版、イマジカインフォス:文庫版)の著者・日向夏氏が原作を手がけ、『兄友』『ラブ・ミー・ぽんぽこ!』(いずれも白泉社)の赤瓦もどむ氏が作画を務める和風×学園×異能ファンタジー。出版社の垣根を越えて実現した大型コラボ作品で、白泉社からコミックス、星海社からはマンガの原作小説となるノベライズ版が刊行されている。
続きを読む
物語の舞台となるのは、ごくごく普通の現代日本。ただし、この世界には「神通力」を持つ人間「ヒミコ」が存在し、中でも際立った力と人格を備えた者には「神さま」という国家資格が与えられる。主人公の陽美谷ナギは、かつて「神さま」だった天宇受賣命(あめのうずめのみこと)を祖母に持つ女の子。双子の兄・たけるとともに、天宇受賣命を擁する神社で生まれ育った。
たけるが「ヒミコ」として力を受け継いだ一方、ナギには何の力もない。ところが“ある事件”をきっかけに、もっとも多くの「神さま」を輩出する「私立惟神(かんながら)學園」への編入資格を得ることに。神通力の代わりにフィジカルとパッションで課題を乗り越えていく中、やがて彼女自身に底知れない力が眠っていたことが明らかになる――。
続きを読む
落ちこぼれのナギが、持ち前の前向きさと個性豊かな仲間たちとの絆を武器にのし上がっていく同作。その痛快な展開も見どころのひとつだが、物語の節々には数々の“謎”も散りばめられている。中でも大きなカギを握るのが、ナギに秘められた力だ。
ナギに特別な力があることは当初からほのめかされていたが、やがてそれが「他者の神力に干渉して増幅させる」能力だと判明すると、彼女を取り巻く状況は一変する。ナギの力を狙って「スサノオ会」という組織まで動き出し、陰謀と謎が絡み合う壮大な物語へと発展していった。
続きを読む
「スサノオ会」は強い神通力の持ち主を現人神として担ぎ上げ、表沙汰にできない活動を重ねてきた新興宗教的な集団。彼らが「スサノオ」と呼ぶ人物が組織の中心にいるようだが、のちにその正体がナギの兄・たけるであることが明らかになる。幼い頃に連れ去られ、組織の象徴として祭り上げられていたのだ。
ところが今回発売されるコミックス15巻では、「スサノオ会」が内部分裂を起こす展開に。裏切りの疑いをかけられたのは、ほかでもない“たける”である。組織のオモイカネとカグツチが奇襲を仕掛けてくるのだが、そこへナギが駆けつけた瞬間、大爆発が起きてしまい……。
続きを読む
「命運を分ける第15巻」と銘打たれた一冊で、兄妹の関係もひとつの節目を迎える『神さま学校の落ちこぼれ』。TVアニメ化が決まった今こそ、今後の展開を予習する意味でも、最新15巻まで読み進めておこう。
記事一覧に戻る