ダ・ヴィンチWeb


仕事帰りにスーパーで総菜を買い、ひとりで夕食を済ませる。それが当たり前になっている人は少なくないだろう。『猫待ち古民家のレシピ帖』(沫原ちみ:原作、チャン・メイ:漫画/KADOKAWA)は、そんな日常が1冊のレシピ帖と1匹の猫との出会いによって少しずつ色づいていく物語だ。


50歳シングルでひとり暮らしをする鳥井遥は、仕事や人間関係に大きな不満はなく、平穏ながら淡々とした毎日を過ごしていた。しかしある日、意を決して都心のマンションを離れ、住宅街に建つ古民家へ引っ越すことに。その新居では、前の住人が残していった手書きのレシピ帖と、遥が来る前からこの家に居ついていた野良猫の「みりん」が待っていた。とりあえずこのレシピ帖は前の住人に返そうと思ったが、その持ち主はすでに亡くなっており、そしてそのレシピ帖に書かれている親子丼やポトフといった美味しそうな家庭料理の数々に心を動かされた遥は、持ち主の娘に許可を得て預かることにするのだった。


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