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さっきまで持っていた物をどこに置いたか忘れて探し回ったり、過去の記憶をたどるのに思いのほか時間を取られたり、そんな経験は誰でもあるだろう。歳を重ねていくとさらに物忘れがひどくなり、大切な時間をムダに使っている……。そんな悩みをユーモラスに描きながら、目からウロコの解決策を提案してくれるのが、『「人生見える化表」で、時間のムダがなくなりました』(堀内三佳/竹書房)だ。


著者・堀内三佳氏も、探し物に時間を奪われることに悩んでいたひとり。お気に入りのカーディガンをどこにしまったのかが分からなくなり、探し回った挙句、自分の手で捨てていたことすら忘れていた。さらに、長女から「私が英検2級を取ったのっていつだっけ?」と聞かれて言葉に詰まったり、前に住んでいた家の住所や知り合いの子どもの名前を思い出せず年賀状の山をかき分けることになったりと、求める情報に辿り着くまで膨大な時間を費やしていた。こうした状況で還暦を迎え、残された貴重な時間をこのまま「探し物」で終わらせていいのかと一念発起するところから物語が動き出す。


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