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『舞妓をめぐる花街の人々』(松原彩/KADOKAWA)は、15歳で京都の花街へ飛び込み、舞妓、そして芸妓として過ごした著者・松原彩氏が、そこで出会った忘れられない人々を描いたコミックエッセイだ。華やかな着物に身を包み、美しい舞を披露する舞妓。その世界はもちろん彼女たちだけで成り立っているわけではない。知られざる花街の日常を、元舞妓だからこそ知るエピソードとともに描き出している。


松原氏は中学校を卒業した15歳のときに地元を離れ、京都の花街で舞妓になった。その後、19歳で芸妓へ襟替えし、22歳まで花街で過ごした経歴を持つ。そんな松原氏が本作でスポットを当てたのが、自身が舞妓として働くなかで出会ってきたさまざまな人たちだ。たとえば、舞妓たちが暮らす置屋の女将さんや、ともに厳しい日々を乗り越えてきた同期たちのほか、毎日の食事を支えるまかないさん、舞妓の象徴ともいえる「だらりの帯」を締める男衆(おとこし)さん、日本髪を結う髪結いさん。そして、お茶屋の仲居さんや舞のお師匠さん、舞妓を応援してくれるお客さんと、ひとりの舞妓の後ろには、驚くほど多くの人たちがいることがわかる。


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