ダ・ヴィンチWeb


学校や駅、図書館、公民館など、私たちが普段何気なく出入りしている建物のひとつひとつは、その利用目的をしっかり果たせるかはもちろん、使う人がどれだけ快適にその建物で過ごせるかが、設計者によって深く考えて造られている。2026年8月7日に発売された『ブループリント』(中井あさがお:著、クマタイチ:監修/新潮社)は、沖縄で育った少年がそんな建築の面白さと出会い、建築家を目指し歩み始める青春漫画である。


主人公・阿原屋創太は人付き合いが少し苦手な小学生。ある日、唯一心を開ける兄とよくキャッチボールをしていた空き地に公民館が建つことを知る。大切な遊び場所を奪われたくない創太が建設に反対しようとしていると、そこで建築家・鉄村麗子と出会い運命が動き出す。建物はただそこに建っているだけのものではない。人が集まり、そこで新しい時間を過ごすための場所になる。そんな話を麗子としていくうちに、創太の中で建築への興味が芽生えるのだった。


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