ダ・ヴィンチWeb

ドリフターズと全員集合から学んだ流儀 園田憲/ポプラ社


「昭和」の思い出深いTV番組として『8時だョ!全員集合』は欠かせない。毎週土曜8時に公開生放送で繰り広げられたドリフターズのお笑いバラエティ。金タライが上から落ちてきたり、コントの最後に舞台が総崩れになったり、いきなり加トちゃんのお色気コーナーが始まったり、コントに登場したのが大人気アイドルだったり…今では考えられないスケールのコントを、毎度、ホールを借り切って生放送していたのだから驚きだ。あの時代を知っている人なら、いくつもの名場面&みんなで笑い転げた風景を思い出すだろう。


ポプラ新書の新刊『ドリフターズと全員集合から学んだ流儀』(園田憲/ポプラ社)は、そんな全員集合の「最後の現場」に立ち会ったTVマンによる一冊だ。著者の園田憲氏は1985年のTBS入社早々から当時社内で「地獄」と呼ばれていた『全員集合』に配属、下っ端ADとなる。その後『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』『さんまのSUPERからくりTV』などでTVマンとしてのキャリアを築き、今では普通になった「市井の人々を主役にしたバラエティ番組」の基盤を作った人物だ(のちにTBS取締役、関連企業の社長などを歴任)。


続きを読む