
『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』は、誰もが知る名作文学にも、シュールな笑いの味付けをしてしまう雪のヤドカリさん(@yukinohotel)が描く4コマ漫画だ。雪のヤドカリさんはイラストレーターとしても活躍している。
物語は、学校の行事でピクニックにやってきた、金髪の女の子と丸眼鏡の女の子のふたりのシーンから始まる。丸眼鏡の女の子は「ピクニック楽しみだね~」と大きめのお弁当箱を持ちながらウキウキした様子。一方の金髪の女の子は「にしても弁当箱大きくないか?」と気になっているようだ。
続きを読む
どんなお弁当なのか。丸眼鏡女子がそのフタを開けてみると、そこには某銀河鉄道で有名な作者の世界観が広がっていて……。
また別のエピソードでは、丸眼鏡女子が自分の席で本を読んでいるのだが、「じゅるり…」とヨダレをたらしているではないか。通りがかった金髪の女の子は、グルメ小説か食に関するエッセイでも読んでいるのだろうと声を掛けたわけだが、丸眼鏡の女の子の返答は、想像の斜め上で……。
発想力の面白さだけでなく、著者の雪のヤドカリさんが用いる題材は、本当に多種多様だ。その「教養の広さ」にも思わず驚いてしまう本作。読めば読むほど知的でシュールな深みにハマっていくこと間違いなしだ。
文=雨野裾
記事一覧に戻る