
子どもはみんな大好きなサンタクロースを、ブラックでシュールな笑いに変えてしまう『文学的なオチが癖になる 雪のヤドカリ4コマ劇場』。漫画家・イラストレーターとして活躍中の雪のヤドカリさん(@yukinohotel)による切れ味鋭い作品だ。
クリスマスイブの夜。サンタクロースが子どもにプレゼントを渡すため、とあるお家へ忍び込む。そこで見つけた手紙に「ほしい物」として書かれていたのは、「ぼくはサンタさんがほしいです」という一文だった。物ではなくサンタさんを求める健気な願いに、サンタさんは思わず笑みをこぼす。「子供の願いはカワイイのう」。
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ふと見ると、枕元にはサンタさんも入れそうな大きな靴下が。「こんなにおっきい靴下まで用意しちゃって」「戯れに入っちゃう」と、すっかり上機嫌なサンタさん。しかし、この何気ない行動が、彼の運命を大きく分けることになるとは知る由もなかった……。
さてさて、なんとか靴下から出られたサンタさんは次のお宅へ。
子どもの願いが書かれた紙には「switch……」と書かれている。某有名なゲーム機の名称に、サンタさんは「ベタ中のベタ!」と微笑むも、よく見ると「switch3」と書いてあるではないか。(※2026年現在switchは2まで)。
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サンタさんはこの無理難題の願いをどうクリアするのか。最後にはサンタさんの正体も明らかになる本作。子どもは読まない方が……いいかもしれない。
聖夜のファンタジーさえも予測不能なカオスに染め上げる雪のヤドカリさんの4コマ漫画は、一度読めば大人たちの笑いを誘うだろう。
文=雨野裾
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