
「もし、あの日に戻れたなら」。誰もが一度は思い描く願いを、娘とともにかなえた母親の逆転劇が始まる。『2度目の人生では土下座されても許しません 1』(しいな:漫画、都築七美:漫画原作/KADOKAWA)は、夫と義両親にすべてを奪われた母娘が、やり直しの人生で幸せを取り戻そうと立ち向かうリベンジストーリーだ。
主人公の雪は、夫・和真との間にひとり娘の彩を授かり、幸せな家庭を築いていた。しかし、義両親との同居をきっかけに生活は一変する。義祖母の介護や家事を押しつけられ、まるで奴隷のような扱いを受ける毎日に。さらに、義祖母の死を境に夫は不倫相手の花梨と結託して離婚を迫り、彩を雪から引き離す。数年後、ようやく再会することができた母娘だったが、雪は病に伏せ死の間際だった。そして雪の死後、「もう一度やり直したい」という彩の願いとともに、ふたりの時間は5年前へ巻き戻る。
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目覚めた雪の前に現れたのは、かつて自分を拒絶した幼い彩だった。驚く雪に対し、彩もまた前世の記憶を持ったまま過去へ戻ってきたことを明かす。周囲の大人たちに洗脳され、母親を傷つけてしまったことに後悔を抱えていた彩は、母親とともに戦うことを宣言。奪われた親子の時間を取り戻すため、ふたりは立ち上がるのだった。
親子の絆という最強の武器を持ったタッグが繰り広げる周到な反撃が本作の大きな見どころである。単なる感情任せではなく、前世の記憶を生かしながら、義両親や夫と不倫相手の企みを崩していく。特に、幼い姿でありながら鋭い観察眼で雪をアシストする彩の存在感が光る。悪質な仕打ちを繰り返す者たちが、母娘の仕掛けた落とし穴にはまっていく様子は痛快だ。
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2026年8月10日に第2巻、9月14日(月)に第3巻が発売となり、少しずつ明らかになる真実と形勢が逆転していく展開からさらに目が離せなくなる。ふたりが奪われた人生をどう取り戻していくのか、ぜひその目で確かめてほしい。
文=ちゃむ
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