
『ねぇ、いつから私の妹好きだった?』(リアコミ:原作、ichiru:漫画/KADOKAWA)は、幸せな結婚生活を送っていた妻が、夫と実の妹に隠された衝撃の真実を知り、復讐へと踏み出していく物語である。
主人公・楓は、会社で出会ったイケメンで出世頭の悠太と結婚。ふたりの間にはかわいい娘が生まれ、幸せな家庭を築いていたはずだった。しかし楓には、ひとつだけ引っかかっていることがあった。悠太が、楓の妹・椿をやたらと褒めるのである。娘を見て椿に似ていると喜ぶなど、妹のことばかりを話題にするために楓はモヤモヤが募り、直接不満を訴えても悠太はまともに取り合おうとしなかった。
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そんなある日、楓は外出した先で元同僚と偶然再会する。そこで聞かされたのは耳を疑うような衝撃的な話だった。なんと楓の身の上が「産後うつで育児を放棄し、悠太に親権を渡して離婚した」ということになっていると言うのだ。当然ながらそんな事実はない。加えて、悠太のSNSを確認してみると、そこには新しい妻であるかのように、ひとり娘をあやしている妹の椿の写真が投稿されていた。自分の知らないところで、夫はいったい何をしているのか……。
夫の裏切りの共謀者が実の妹だったとしたら、そしてふたりが、自分の人生や子どもまでをも利用していたとしたら。その絶望と怒りの大きさは計り知れない。本作は、信じていた夫と妹の裏の顔を知った妻が、歪みきったふたりの欲望に翻弄されながら、真実と向き合い、反撃へと踏み出していく物語である。
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タイトルとなっている「ねぇ、いつから私の妹好きだった?」という問いかけの答えを知ったとき、それまで見えていた家族の形は一変する。悠太はなぜ楓を妻にしたのか。出会い、結婚、出産と、幸せな思い出であるはずのあらゆる出来事の裏側に、妻の知らない別の目的があったとしたら——。真実が明らかになるほどに怒りと不気味さが増していく、ドロドロの物語に目が離せない。
文=ヒルダ・フランクリン
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