
8月4日、日本初・ヤンキーの男女たちが血気盛んに繰り広げる純愛リアリティショー「ラヴ上等」のシーズン2の配信がNetflixで始まった。昨年シーズン1が公開されるやいなや大きな話題を呼び、世界的なヒットとなった作品ということで、シーズン2に対する期待も大きい。今回は配信中の第8〜10話から、個人的な見どころをダイジェスト形式で振り返る。
※以下はがっつりネタバレなので、未視聴の方は要注意です!
一泊デートを勝ち取ったのはかず君! 選んだ相手は……
今回のシーズンで初登場の「一泊デート」は、勝負に勝った1人の男性が女性を指名して行くことができる特別なデートだ。決め方は鉄棒のぶら下がり対決という、大変シンプルな根競べである。ちなみに今回の勝負が始まる前に、あっすんが校則違反により停学となったため、マー君は勝負を辞退する。一貫してあっすん一筋の男である。
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鉄棒ぶら下がり対決の勝者はかずくんとなり、彼はもちろんるるを指名した。るるは現状LEOとたいちゃんとかずくんの3人から好意を寄せられているが、その中でも最初から関係を築いてきたのはLEOである。あっすんとマー君ほどではないが、るるとLEOの2人もわりと堅そうなカップルに見える。果たしてここからかずくんが一泊デートでどこまで距離を詰めることができるのか、初めての試みゆえに予想がつかないところが恐ろしい。
そして私たちは、彼らの過ごす夜を観て「一泊デート」があまりにも強力なカードだったことを思い知る。
用意されていたのは、ロマンチックなプール付きのヴィラ。水着は着ているものの、2人でお風呂に入り、誰にも邪魔されない空間で隣り合ってお酒を飲む。すぐ後ろには2人で眠れるサイズの大きなベッド。普段彼らが生活しているビビッドなカラーに囲まれた空間から一転、シックな家具に囲まれた居心地の良い空間は、“恋愛リアリティショー”から“日常生活の恋愛”の雰囲気に限りなく近づいていく。
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ホストに偏見があると言い、それまでかずくんに対して心を開いていなかったるるが、ヴィラで過ごす時間の中で一変する。完全に恋する女の子の顔になっている。かず君も普段の学校では見せない甘えるような姿で積極的に迫っていく。正直お酒を飲みながら隣に座る女の子を口説くこのシチュエーションは、かずくんにとっては仕事柄慣れたものだろう。るるもLEOに対する罪悪感があるのか、時折戸惑いの表情を見せることはあるが、結局はかずくんとのスキンシップに身を委ねることとなる。熱烈なキスを繰り返す2人の夜と、度々差し込まれるお留守番をしているLEOの様子の対比に胸が痛くなる。
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「情ではない、僕は」LEOの強い気持ちに、るるの心も乱される

決定的な一泊デートの後、LEOはかずくんとるるが「Dチュー」したことを知り愕然とするが、それでもるるへの気持ちが冷めることはない。彼は改めてるるに想いを伝える。
「取り返すで、僕は。その動いた気持ちを」
LEOの一見男前なセリフだが、しかしるるの表情は曇る。
「苦しいよ、気持ちが」
るるはこれまでLEOにハッキリと気持ちを示せないのは「浮気性の自分にとって、卒業後に遠距離恋愛になるのがネックだから」というその一点だけが理由だと言っていた。しかし、LEOは東京に来る意思を伝えていて、るるの浮気性も全て受け入れるとまで言っている。それでもるるがLEOに決めきれていなかったのは、やっぱり恋に落ちるために必要な決定的な何かが彼との間には見つからなかったからではないだろうか。だからこそ、普通だったら嬉しくて安心材料となるようなLEOの発言が、るるにとっては自分を苦しめる重荷になっているのではないか。
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ホテルでるるはLEOに対する感情を「情なのかな」と言っていたが、そうなのだと思う。ファミリー意識の強いるるにとって、「LEOは傷つけたくはない(けど、別に付き合いたいわけではない)」人でしかなかったように感じる。
そして、そんな彼女に対してLEOは伝えることをやめない。彼女が明らかにプレッシャーに感じている「信じている」という言葉を何度も口にする。そのたびに彼女は眉間にしわを寄せる。自分が伝えたいことだけじゃなくて、るるの気持ちにもう少し寄り添えばもしかして……とは思うが、それもLEOの良いところなのだろう。
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とうとう訪れた最終日! 最後にるるが選んだのは……そして衝撃の結末

あっという間の最終日。結末からいえば、今回のシーズンで成就したのは、序盤から安定のあっすんとマー君、中盤から一気に距離を詰めたひかるとアリー、一泊デートで逆転したるるとかずくんの3組だった。
正直、それでもるるはLEOを選ぶんじゃないか、と心のどこかで期待していた。LEOの言葉を借りるのなら、品定めじゃなくて、心を大事にするのではないか、と思っていた。だからLEOの告白を断ったときに、少しガッカリしたのも事実だ。でも、こういう結末があるからこその“恋愛リアリティショー”なのかなとも思う。もしこれが王道のフィクションだったら、元ホストのイケメン転校生をフッて、一途に想い続けてくれたLEOと結ばれる方が視聴者は喜ぶドラマチックな展開だっただろうと思うからだ。「結局現実ってそうだよね」とガッカリさせられている時点で、「ラヴ上等」が限りなくリアルであることの証明となっているのかもしれない。
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個人的には、はーちゃんと坊の等身大のじゃれ合いに癒されていたので、この2人の成就を願っていたが、坊の想いも最後まで変わらなかった。正直「すっぴんを可愛いと思った」という坊のシンプルかつ本能的な感情には、よほどそれ以上に好みの女の子が現れなければ太刀打ちできなかったのだろう。これもやっぱり良くも悪くもリアルだなあと思う。
たいちゃんが終盤まで好きな相手を決めきれずに空回りしがちだったのも、またリアルだった。恋愛をする場所に来ているにもかかわらず、彼の中の恋愛スイッチは最後まで入り切っていないように感じた(るるのことを好きだと言うたいちゃんに対して、ひかるが無理に決めなくてもいいと言っていたのは、鋭い指摘だった)。視聴者は彼が本気で恋愛する姿を見てみたいと思っていたかもしれないが、こういう終わり方もたいちゃんらしいリアルな結末だったのかもしれない。
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……と言いたかったところだが、「ラヴ上等」シーズン2はここで終わらなかった。
なんと、最後まで恋愛に迷いを見せていたたいちゃんに特別措置として「留年」が言い渡されたのだ。たいちゃんは、再び共同生活を行い、愛する女性を見つけ、リベンジすることを決める。そして、教室でひとり待つ彼のもとに、新たな男女8名が訪れる。卒業生たちが黒板に書いたメッセージを雑に消して、黒板消しをたいちゃんに投げる新入生の登場と共に新たな章が開幕するのだった。

まさか、来週以降も引き続き「ラヴ上等」を観ることができるなんて! 果たしてたいちゃんは次こそは愛する女性を見つけることができるのか。また、次の男女はどのようなドラマを繰り広げるのか。新たな共同生活の始まりに、私まで胸を躍らせているのであった。
Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2 独占配信中
文=園田もなか
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