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『20代、親を看取る。』(キクチ/KADOKAWA)は、余命わずかとなった母親を自宅介護することを選び、看取るまでの、20代だった著者・キクチ氏の実体験を描いたコミックエッセイだ。介護の現実だけでなく、親の死とどう向き合っていくべきかという複雑な感情が等身大の言葉で綴られている。


キクチ氏が中学生の頃、母親は乳がんを患い、今後5年の生存率は50%と告げられる。それでも母親は手術や治療を乗り越え、60歳を過ぎてからは接客の仕事や大好きなパン教室に通うなど、前向きな毎日を送っていた。しかし、ある日「なんだか脚が動かしにくい」と感じたことで検査を受けた結果、脳腫瘍が見つかる。さまざまな治療法を模索していくなかで医師から告げられたのは、「余命3カ月」という言葉だった。キクチ氏と父親は、母親との残された時間を家族3人で過ごすため、自宅介護を決断する。


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