8月4日、日本初・ヤンキーの男女たちが血気盛んに繰り広げる純愛リアリティショー「ラブ上等」のシーズン2の配信がNetflixで始まった。昨年シーズン1が公開されるやいなや大きな話題を呼び、世界的なヒットとなった作品ということで、シーズン2に対する期待値も大きい。今記事では、配信中の第1~4話から、個人的な見どころをダイジェスト形式で振り返る。
※以下はがっつりネタバレなので、未視聴の方は要注意です!
シーズン2も、冒頭はやっぱりつかみ合いの乱闘……
シーズン1では、開幕早々に暴走族元総長のつーちゃんと、川崎の暴走族元総長のミルクがつかみ合いの喧嘩を始めて、セキュリティに止められるという恋愛リアリティショーにはあるまじきスタートを切ったわけだが、「ラブ上等」シーズン2もやっぱり、開幕は男同士のがん飛ばしからのどつき合いでスタートするのだった。
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最初に喧嘩を売ったのは、九州の暴走族の元総長の坊だ。入室早々好戦的な態度で、京都の不良で抗争を繰り返してきたLEOとつかみ合いになり、セキュリティに引きはがされる。その後続いて入室してきた極道出身の格闘家マー君にもつかみかかり、乱闘に。穏やかではないスタートである。もし今回初めて「ラブ上等」を観た人だったら、こんな不穏な雰囲気の中恋愛なんてできるんだろうかと疑問に思うだろう。

しかし、前回の「ラブ上等」を観てきた者たちならわかる。このつかみ合いの喧嘩は、むしろこれから2人が大きな友情をはぐくむ伏線でしかない、ということを。怒鳴り合いの喧嘩を繰り広げる男たちを見ながら、シーズン1のつーちゃんとミルクの絆を思い出してエモくなっている自分がいた(シーズン1のレビュー記事はこちら)。
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逆に女性陣は、自己紹介のときからかなりフレンドリーな雰囲気で、明るく、和気あいあいとしている。とはいえ、彼女たちの辿ってきた人生も壮絶だ。特に父親は売人、母親はヤンキー、元カレ全員不良のひかるや、元カレ20人全員DV、壮絶な恋愛をしてきたまりりんは、背負ってきたものやトラウマも大きい。しかし、姉御肌で最年長のあっすんや、ギャルマインドの強いるるとの相性も良さそうで、序盤から女性同士の絆や結束力が見えるのも面白い。
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手紙を返さなかったことで「漢じゃない」と怒られるたいちゃん
そんな女性陣の結束力の高さが最初に見えたのは、あっすんとるるを引き連れたまりりんにたいちゃんが説教をされるシーンだ。

彼女たちが怒っていたのは、まりりんから手紙を渡されていたのに、たいちゃんが何もアンサーを返していなかったからだった。彼女たちの世界ではそれは「不義理」で「筋が通っていない」とされることだった。とはいえ、「漢じゃない」「うちらはそんな男いらないよ」「クズだと思う」とまで言われて縮こまっているたいちゃんがちょっと不憫で、こちらまで胸がキュッとなってしまう。しかも、その後たいちゃんは素直に謝るものの、「謝ってほしいわけじゃない」と突き放されてしまう始末。
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正直、現実世界であれば、特別好意を寄せているわけではない相手から手紙をもらっても、返さない人なんて多いかもしれない。でもここは、全員が「恋愛」を目的に共同生活をしに来ている「ラブ上等」の世界だ。時間も限られている中で、アクションを起こしている相手に何も返さないのは彼女の貴重な時間と選択肢を奪っていることでもある。そういう特殊な状況であることを想像すれば、彼女たちが激怒する心情も少しわかるかもしれない。
転入生の失言や挑発的な態度で空気は悪くなるものの……
シーズン2でも、転校生制度は健在だ。
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最初に登場したのは、女性でキックボクシングのトレーナーをしているはーちゃんだ。元カレはみんな薬物や詐欺などで捕まっているという背景をもっている彼女は、初対面のアリーに対して「元ヤク中っぽい顔してる」と失言をしてしまい、アリーの怒りを買ってしまう。とはいえ、はーちゃんがすぐに謝りに行ったことで和解。一瞬前回の「水はやべえだろ」事件を思い出して背筋が凍ったが、今回は男女ともにオープンな性格の人が多いからか、思っていたよりも早く打ち解けるのだった。

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そして、次に登場したのが歌舞伎町でホストクラブを経営しているかずくんだ。端麗な容姿ではあるものの、顎下までがっつり刺青が入っている彼は、やはり今まで他の参加者と同様に暴力とは切っても切れない世界で生きてきたようだ。そして、自信満々な彼は、自己紹介で「恋愛しにきたんで、男と仲良くする気ないんで」と発言し、一気に男性陣の逆鱗に触れてしまう。
血の気の多い坊とつかみ合いになり、喧嘩が勃発。男性陣全員を敵に回すのは、流石に恐ろしい。これはもう共同生活が不可能なんじゃないか、と思っていたが、そこはやっぱり“今生き”だらけの「ラブ上等」。その15分後には、誤解が解けて(かずくんは仲のいい男友達に譲ってしまう性格だから、恋愛をするために慣れ合いたいわけではない、と言いたかったようだ)、仲直り。旧知の仲であるかのようなノリで笑い合っているのだから面白い。
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果たしてここから男女関係はどのように動いていくのだろうか。今の段階で関係が固まっているのは、あっすんとマー君くらいで、他の参加者は矢印が入り乱れていたり、好きになる相手を決めあぐねていたりしていて先がまるで読めない。

特にひかるはアリーとたいちゃんと坊の3人から熱烈なアピールを受けながらも自分の気持ちが固まらないことに悩みだす(彼女は結婚相手を探しに来たので、より慎重になっているようだ)。

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シーズン2も「ラブ上等」らしい激動の4話ではあったが、どこか前シーズンよりものんびりとした雰囲気を感じるのは舞台が沖縄に移ったからだろうか。広大な自然の中で繰り広げられるヤンキー同士の共同生活はまだ始まったばかり。どうか今回は退学者が出ませんようにと祈りながら次の配信開始が待ちきれないのだった。
文=園田もなか
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