
人間だって十人十色なのだから、猫だって性格はさまざまだ。べったり甘えてくる子もいれば、決まった相手にしか心を開かない子もいる。新しい家族をすぐ受け入れる子も、なかなか距離を縮められない子もいる。そんな違いが見えてくるほど、猫との暮らしはますます楽しくなってくる。
ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」著者・ぴなぱさん(@pinapapinapa)による『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』にはそんな猫との暮らしが描かれている。猫との不思議な縁に導かれるように保護猫たちと出会ってきた一家の日常を描く実録コミックエッセイだ。
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猫による猫の派遣組織「ねこねこネットワーク(NNN)」にロックオンされているかのように、ぴなぱさん一家のもとにはさまざまな猫たちがやってくる。中でも印象に残るのは、オス猫・茶トラの面倒見のよさ。ぴなぱさんがキジトラを拾ってきた時、茶トラはまだ目も開いていない赤ちゃん猫の排泄を手伝い、そっと寄り添っていた。血のつながりもなく、親猫でもない。それなのに自然に世話を焼く姿には驚かされる。
さらに、ぴなぱさんの長女が生まれてからも、茶トラは赤ちゃんのそばで添い寝していたという。相手が猫でも人間でも、小さくて守るべき存在だとわかっているかのようだ。父性なのか、親のような本能なのか、それとも茶トラだけが持っていたやさしさなのか。猫たちが誰かを気にかけ、寄り添う姿には、種を越えた温かさがある。猫と暮らしたことがある人も、これから暮らしてみたい人も、この作品を読むと、猫たちの奥深い魅力にますます引き込まれてしまうことだろう。
文=アサトーミナミ
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