
『【復讐決行】14 見栄っ張り女との不倫はサークル仲間公認でした』(ミロチ/KADOKAWA)は、夫の不倫を疑い、真相を確かめるために妻が動き出す、人気シリーズの第6弾である。ようやく授かった新しい命に幸せを感じていたはずが、少しずつ見えてくる夫の怪しい行動。しかも、夫の周囲にいる仲間たちまで何かを隠しているようで……。読み進めるほどに不信感が膨らんでいくストーリーだ。
主人公の真里奈は、不妊治療の末に妊娠し、この上ない幸せを感じていた。一方、夫の淳も喜んではいたものの、所属しているバレーボールサークルにかこつけて、真里奈のつわりがピークを迎えていたときにも頻繁にサークルに出かけては帰宅が遅くなっていた。そんなある日、真里奈は淳のバレーボールの道具が入ったバッグから見覚えのない女性用のネックレスを発見する。さらに、真里奈が留守にしている間に勝手にサークル仲間を自宅へ招くなど、淳の行動には気になることが増えていくのだった。
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なかでも真里奈を不快にさせるのが、サークル仲間の女性・杏だ。淳を下の名前で親しげに呼び捨てにし、大手企業の営業トップという自らのキャリアを誇示して真里奈に対しマウントを取ってくる。挙げ句の果てに、洗い物をしている真里奈の足を引っかけ転倒までさせるのだ。
ある夜、淳のスマホでの杏とのやり取りを偶然目にしたことで、真里奈の疑念はますます深まっていく。夫と杏は本当にただのサークル仲間なのか。心のざわつきを放置できなくなった真里奈は、親友からの助言と録音機が仕込まれたペンを使ってその真相を確かめるために行動を開始するのである。
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録音された夫と杏の会話を聞き、不倫された以上の衝撃的な事実を知った真里奈。念願の妊娠という幸せの絶頂から突き落とされた彼女は、夫と杏にどんな制裁を下すのか。真里奈とともに怒りを募らせながら、最後までページをめくる手が止められなくなる復讐劇である。
文=ヒルダ・フランクリン
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