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監督、神になる 池田高校 記憶の衝突 田中仰/文藝春秋


高校野球の世界では、時を超えて語られる伝説的な学校がある。徳島県の県立校、池田高校はその筆頭。甲子園大会で優勝3回、準優勝2回、ベスト4入り3回という成績はさほど驚くべき記録ではない。だが、それ以上に池田高校にはマニアックな野球ファンのみならず、一般大衆をも酔わせる圧倒的な魅力があった。


その名を知らしめたのは甲子園出場2回目の1974年だ。部員わずか11人で準優勝をなし遂げた「さわやかイレブン」は、優勝校そこのけの大人気。80年代初頭には、高校野球の定番「堅実な守備と手堅い攻撃」とは真逆の、豪快に打ちまくるパワー野球「山びこ打線」でのし上がった。田舎の公立校が、都会の名門私立を撃破する構図もドラマ性抜群。


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