
白泉社のマンガアプリ「マンガPark」で連載中の溺愛ロマンティックファンタジー『出来損ないの魔女は獅子公爵と蜜婚する』(水谷京子/白泉社)。2026年5月に電子版コミックス第1巻が配信された同作が、8月5日(水)に待望の紙版での発売を迎えた。
著者の水谷京子氏は、女性向け電子マンガ誌『Love Silky』を中心に活躍する漫画家。地味系秘書×有能上司とのオフィスラブを描く『野獣は激しく奪う』や、続編『ディープラブ』へと繋がる人気シリーズ『蜜薔薇の結婚』など、多くの人気作を手がけてきた。『出来損ないの魔女は獅子公爵と蜜婚する』は、そんな水谷が満を持して挑む初の大河ファンタジーとなっている。
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物語の舞台は、魔族と魔法が存在する世界。魔族を倒すためには攻撃魔法が使える騎士の存在が必要不可欠だが、騎士の力は無尽蔵ではなく、戦い続ければ「魔力欠損」を引き起こしてしまう。この症状を治す方法はただひとつ。治癒能力を持つ、汚れなき魔女たちと“交わる”ことにあった。
そのため騎士たちは感謝と愛をもって、“結婚”という形で魔女たちを迎え入れる。しかし主人公のエレナは、治癒魔法も満足に使えないほど魔力が乏しい。彼女と結婚したいと思う騎士はなかなか現れず、22歳になっても相手が見つからない、“出来損ない”の魔女だった。
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そんな彼女がある日、絶大な魔力を持つ帝国最強の騎士・政孝(まさたか)と出会ったことから物語が動き出す。初めて自分をひとりの女性として扱ってくれた政孝に、瞬く間に心惹かれるエレナ。そして政孝もまた、心優しい彼女にもう一度会いたいと願い、互いに惹かれ合っていく――。
公式サイトなどでは“溺愛ロマンティックファンタジー”と謳っているものの、コミックス1巻で印象に残るのは、甘い恋模様以上に、エレナが置かれた過酷な境遇。魔力の乏しさから周囲に蔑まれ、「役立たず」のように扱われ続けてきた彼女の姿には、思わず胸が締め付けられる。
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だからこそエレナをひとりの女性として尊重し、まっすぐ向き合う政孝の誠実さが際立つ。しかし、ふたりが結ばれるまでの道のりは決して平坦ではない。周囲の思惑が立ちはだかるだけでなく、この出会いをきっかけに、それぞれが抱える秘密も大きく動き始める。恋愛だけでは終わらないドラマチックな展開も、本作の大きな見どころだ。
なお今回発売された紙版のコミックスは、「マンガPark」配信時の原稿に加筆修正を施しているほか、巻末にはエレナと政孝の幸せな休日を描いた“いちゃらぶ短編”も収録。さらに電子版とは表紙デザインが異なるだけでなく、裏表紙には“盛大なネタバレ”も盛り込まれているという。電子版とはひと味違う楽しみが詰まった紙版にも、ぜひ注目してみてほしい。
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