赤ちゃんの小さな手に指を握られると、思わず頬が緩んでしまう。自分のことを頼ってくれているのだろうかと思ってしまうが、その反応は実は「把握反射」と呼ばれる生理現象。握っている赤ちゃん本人は、その手を自由に動かせているわけではなく、握ったものを離すことさえ難しいらしい。
赤ちゃんの身体は不自由なことだらけ。『赤ちゃんに転生した話』(茶々京色/KADOKAWA)は、そんな赤ちゃんの困惑を赤ちゃんの視点から描く成長コメディ。元社畜の男性が赤ちゃんのエミに転生して送る日々は、うまくいかないことばかり。視界が少しずつ広がること、手足が動くようになること、反射に振り回されること。大人なら意識しない変化が、エミにとっては毎回大事件になる。
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