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占星術研究家として第一線を走り続ける鏡リュウジさんと、気鋭の臨床心理士・東畑開人さん。一見すると「混ぜるな危険」とも思える占いと心理学。その両者の専門家であるおふたりによる異色の対談本『昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話』が刊行されました。


アプローチは異なれど、人間の無意識や心の深層を見つめ続けてきたふたり。対談では、占いの具体的な技術から、過剰に「信じる」ことが求められがちな現代社会における「心の遊び」の重要性まで、縦横無尽に語り合っていただきました。


正反対の立場にいるようでいて、実は同じ夜空を見上げているふたり。知性とユーモアに満ちた対話の舞台裏に迫ります。


『昼間のスターゲイザー 占いと心理学の対話』 (鏡リュウジ、東畑開人/集英社)


――本作を読んで、まず、東畑さんが鏡さんのことを「東京のお兄さん」と慕っていらっしゃることに、驚いた方も多いのでは。


鏡リュウジ(以下、鏡) そうみたいですね。長年、付き合いのある構成作家さんで、東畑さんの著作を全部読んでいるという方にまで「意外」と言われたことが、僕にとっては意外でした。どうやら、鏡リュウジというキャラクターをどこで知ったかによって、僕に対する印象がまるで違うのだということに、改めて気づきました。一応、年に一冊はおかたい本も刊行しているんだけれど、女性誌のイメージが強いと、どうしても学術的な印象から遠ざかるらしい。


東畑開人(以下、東畑) 40年以上、そのイメージを背負ってこられたんですね。僕が鏡さんを初めて知ったのは、ユング派の分析家ジェイムズ・ヒルマンの『魂のコード』を翻訳した方として。占いの印象は、あとから出会ったんです。若いころから、アカデミックな方という印象を抱いてきたし、実際にお会いしたら想像以上に博識で、いろんなことを教えていただいて、お話しするのが楽しくて仕方がない。


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