
小学生の子どもを持つ早紀、美穂、麻衣は子どもが幼稚園の頃から仲のいいママ友同士。「不倫なんて……」と口では言いながら、実は全員不倫している。夫からモラハラを受けている美穂はPTAで知り合ったパパに、子どもの不登校で悩む麻衣は会社の同僚に、そして非協力的な家族に疲弊する早紀は優しい言葉をかけてくれる息子のコーチに……。それぞれが心惹かれていく模様と、その後の選択、結末が描かれる。
『恋するママ友たち 私以外も不倫してた』(吉田いらこ/KADOKAWA)で描かれるのは、ごく普通の女性が抱える心の隙間と、そこから道ならぬ恋へと惹かれていく過程だ。家庭や育児に悩みを抱える3人の姿は身近で、その心の揺れを追ううちに読者に「もし自分だったら……」と考えさせる。著者の吉田いらこさんはよく知人から不倫について打ち明けられることがあるという。3人のキャラクターはどのようにして生まれたのか、不倫について取材をする中で感じたことを聞いた。
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――最終的には3人それぞれ違った結末を迎えます。このラストはどのように決めましたか?
吉田いら子(以下、吉田):不倫って、現実にはうまく隠し通せている人が多いです。でもちゃんと悔い改めたり破滅を迎えたりする結末も見てみたいと思い、この結末にしました。
――3人のうちのひとりには、ドロドロの展開が待っています。こちらはどのようにして描きましたか?
吉田:「サレた側の夫」の方から実際にお話を伺って描きました。気持ちを整理する過程や書類手続きなどのお話を聞いて、現実はフィクションよりももっと大変なんだと気の毒に思いました。
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――吉田さんは3人のうち誰に一番共感できますか?
吉田:夫からモラハラを受けていて、PTAで出会ったパパさんと不倫をした美穂です。美穂のしたことは悪いことですが、今までの自分を吹っ切って新しい自分に生まれ変わったようで、ちょっと爽快に感じています。
取材・文=原智香
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