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一緒に暮らしている家族が認知症と診断されると、これまでの生活は形を変え、そして記憶や感情、行動の変化に戸惑いながらどう接すればいいのか悩む場面が増えていく。『大嫌いだった父が認知症になった日』(鐘木ころも/竹書房)は、認知症になった父親と向き合った著者・鐘木ころも氏の苦悩と葛藤、そして変わっていく関係を描いたコミックエッセイである。


鐘木氏の父親は子どものころから優しく接してくれたことはなく、将来の夢も頭ごなしに否定してくるなど、彼女にとって苦手で嫌いな存在であった。そんな鐘木氏が20代後半のころ、父親が認知症と診断され、これまで厳格だった彼とは大きく変わり、鐘木氏は父親とどう接していけばいいのか迷い続ける。第2巻で描かれるのは、認知症が進むなかで起こる、より切実な出来事だ。ショートステイを嫌がる父親に振り回されたり、彼の急激な身体機能の低下にも直面したりする。本人の不安や怒り、家族の疲れ、どうにもならない思いが、日々のなかに重なっていく。


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