
妻を自分の「ママ」のように扱う夫、パワハラ上司、迷惑な隣人……。北海道テレビ『イチオシ!!』の大人気コーナー「みんなの!もやズバッ」で募集した、人になかなか言えない視聴者の悩みをコミック化した 『モラハラ男、マウント女 完全懲罰ファイル』(さとうもえ:脚色、松本麻希:漫画/KADOKAWA)。視聴者からの生のお悩みをコミカライズした本作には、人間関係の中で生じるモヤモヤが描写されており、思わず共感してしまう。そこからズバッと解決でストレス解消できる爽快感もさることながら、どうやって解決していったのかも読んでいて腑に落ちるストーリーをどうコミックに落とし込んだのか。企画・脚色を担当したさとうもえさんに経緯やお話のポイントをうかがった。
――4話目(File.4)は「ペットを介した迷惑女性」がテーマです。豆柴を飼いだした主人公のお散歩ルートに嫌な女性がいて…というお話ですが、犬を飼いだすと毎日の散歩などで、ゆるくですが地域のコミュニティとつながります。そんな中に、しつけをしない、迷惑行為をする、といった人がいると、楽しいはずの犬との生活にも陰りが出てしまいます。
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さとうもえさん(以下、さとう):「ご近所付き合い」に悩んでいる視聴者も多かったですね。この漫画では、近年増えているペット付き合いについて取り上げました。このエピソードほどひどくなくても、ペットの糞尿問題などに困っている方はいるのではないでしょうか。「あるある」と共感できる問題を、ラストで「ズバッ」と解決します。ぜひ楽しんでください。
――5話目(File.5)は「ワーママをいびる職場の先輩」がテーマです。まず、主人公の息子が保育園になじめず行き渋ったり、体調を崩してしまったりして頻繁に早退しなければならない描写があります。保活(保育園に入園すること)が大変という話はよく聞きますが、子どもは千差万別。保育園に入れてもその先の悩みの種は尽きませんよね。そして、早退をせざるを得ない主人公に同僚社員が「先週もそんなこと言ってなかった?」「パートだからっていつでも休めると思ってるんだ? 好きにしたら」と冷たい言葉を浴びせますが、自分のがんばりだけではどうしようもないのが子育ての難しいところです。
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さとう:子どもが小さい間は、保育園に預けても子どもの体調不良で呼び出されて早退せざるを得ない。これは、「小さい子どもを預けて働く」あるあるだと思います。不可抗力なのに早退しなければならないお母さんは気の毒ですし、穴が開いた職場をフォローする残された人々が大変なのも事実です。正直、なかなか難しい問題と思います。
この「あるある」問題に関して、「ズバッ」と解決した答えが漫画のラストです。このラストは鉄槌系ではないので、じんわりと味わってもらえればと思います。
取材・文=江野
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