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『姉の犬から目が離せない』(やまもと妹子/オーバーラップ)は、犬が苦手だった著者のやまもと妹子氏が、姉夫婦が飼い始めた元野良の保護犬と出会い、少しずつ心を開いていくコミックエッセイである。


やまもと氏にとって、犬とは俊敏で落ち着かず、吠えて、うなって、噛んで、隙あらば何かを食べる危険なイメージのある動物だった。ところが、姉夫婦が飼い始めた保護犬・すずは、そんなイメージとは少し違っていた。吠えない。飛びつかない。食への貪欲さもない。どこか落ち着いていて、時にため息までつく。元野良犬でありながら、想像とはまったく違う飄々とした姿に、最初は戸惑いながらも「あの犬なら仲良くなれるかも」と思い始めるのだ。


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