
17thシングル『Kind of love』を5月20日にリリースする日向坂46。表題曲は四期生の藤嶌果歩が初の単独センターを務める。本作で表題曲のフロントポジションを務める正源司陽子と、アンダーメンバーによる“ひなた坂46”楽曲でセンターに立つ平岡海月にインタビュー。センターを担う藤嶌への思い、『7回目のひな誕祭』のステージ裏で交わした言葉、そして『17th Single ひなた坂46 LIVE』へ懸ける思いを聞いた。

17thシングル『Kind of love』を5月20日にリリースする日向坂46。表題曲は四期生の藤嶌果歩が初の単独センターを務める。本作で表題曲のフロントポジションを務める正源司陽子と、アンダーメンバーによる“ひなた坂46”楽曲でセンターに立つ平岡海月にインタビュー。センターを担う藤嶌への思い、『7回目のひな誕祭』のステージ裏で交わした言葉、そして『17th Single ひなた坂46 LIVE』へ懸ける思いを聞いた。
――表題曲『Kind of love』のフォーメーションは、『7回目のひな誕祭』のダブルアンコールでサプライズ発表され、そのまま初披露。会場はかなりの盛り上がりを見せました。ライブでのフォーメーション発表は初の試みでしたが、正源司さんはステージに立った瞬間、どのような気持ちでしたか?
正源司陽子さん(以下、正源司):『ひな誕祭』というグループにとって大切なライブのラストで、ファンの皆さんの前でフォーメーション発表をすることには、やっぱり不安も感じていました。実は『ひな誕祭』での発表は割と直前に決まったことで、MVもまだ撮影していなかったんです。でも初披露では、いつも支えてくださる皆さんにお返しするつもりで全身全霊で挑みましたし、センターの藤嶌を信頼して、全員で気持ちを込めたパフォーマンスができました。
――今回センターを務める藤嶌さんと正源司さんは、同期で同級生でもあり、12thシングル『絶対的第六感』ではダブルセンターを務めるなど、これまでさまざまな場面で共に活動してきました。正源司さんにとって、藤嶌さんはどんな存在ですか?
正源司:私と藤嶌は性格も好きなものも、すべてが正反対なんです。でも、だからこそ一緒にいて居心地が良くて。真逆だからこそ、磁石のように自然と惹かれ合うんです。同期の中でも特に気を許している相手で、普段なかなか打ち明けられない気持ちも、藤嶌には素直に話せます。彼女にとっても私がそういう存在であればいいなと思いますし、私にとって藤嶌はそれくらい大切な存在です。

――藤嶌さんがセンターに決まったあと、何か話はしましたか?
正源司:フォーメーション発表のとき、私はいつもメンバーに声をかけたりすることがうまくできないんです。何を話したらいいのか分からなくて。でも藤嶌がセンターとして発表されたときは、自分から真っ先に藤嶌のところへ行って、「おめでとう。藤嶌がセンターになってくれてすごくうれしい」と素直な気持ちを伝えました。
『ひな誕祭』で『Kind of love』を披露する直前には、ステージ裏で藤嶌のことを抱きしめていました。私がセンターを務めた『君はハニーデュー』を『5回目のひな誕祭』で初披露したときは、演出の関係で私だけメンバーと離れたところで待機していて、すごく心細かったのを覚えていたんです。だから、できるだけそばにいたいと思って抱きしめていたら、ステージに出る直前に藤嶌が「陽子が一緒にいてくれてよかった」と言ってくれました。
――2人の絆を感じますね。
正源司:私がセンターを務めたときは、不安な気持ちもあって、周りから言葉をかけてほしいと感じていたんです。だから、藤嶌にもかけたい言葉がたくさんあって、「ヒット祈願頑張ってね」とか、「MV撮影お疲れさま」とか、思ったことは遠慮なく伝えるようにしました。
――同じく平岡さんは、同期として藤嶌さんのセンターの姿をどう見ていますか?
平岡海月さん(以下、平岡):果歩はこれまで陽子と2人で、四期生の先頭を走り続けてきてくれました。そんな中、陽子が『君はハニーデュー』でセンターを務めている姿を見て、葛藤を覚えることもあったと思うんです。『ひな誕祭』での初パフォーマンスを控えた楽屋では、いつもの果歩とは違う雰囲気があって、それだけ背負うものが大きかったんだと感じました。果歩には、これまで4年間の活動で感じてきたことを、今回のシングルで思いっきり爆発させてほしいです。
――平岡さんは、ひなた坂46の楽曲『Empty』でセンターを務めます。初のセンター曲となりますが、フォーメーション発表を受けたときの心境はいかがでしたか?
平岡:まずは、うれしさでいっぱいでした。これまで応援してきてくれた皆さんと、やっと喜べる瞬間が来た、という気持ちが一番にあって。それと同時に、「どうして今、私に任せていただけたんだろう?」という思いもありました。「ひらがなのセンターに立ちたい」という夢はありながらも、ずっと3列目のポジションでしたし、表立って発言したこともありませんでした。だから、こんなにも早くセンターに立たせていただけるとは思ってもいなくて、驚きも大きかったです。
――発表後に、メンバーからはどんな言葉をかけられましたか?
平岡:実はフォーメーション発表のとき、病欠してしまって、その場にいられなかったんです。自宅でベッドに寝ているときに、スタッフさんからメッセージをいただいて、センターだと知って…。だから、その場でみんなに祝福してもらう瞬間を逃してしまって、悔しかったです(笑)。でも、回復してみんなに会ったときに、たくさんの「おめでとう」の言葉をいただきました。

――それはなかなかレアなケースですね。6月には『17th Single ひなた坂46 LIVE』の開催も決まっていて、平岡さんは座長を務めます。初の四期生、五期生のみのライブになりますが、どんなライブにしたいですか?
平岡:『ひな誕祭』で表題曲メンバーが『Kind of love』をパフォーマンスしている間、ひらがなのメンバーはステージ上にはいませんでした。ステージ裏のモニターでパフォーマンスを食い入るように見ている子もいれば、泣いている子や、泣いている子を慰めている子もいて。いろんな感情が入り乱れているその瞬間を見て、「ひらがなも始まったな」と思ったんです。
『Empty』は虚しさや悲しさを表現している楽曲ですし、その気持ちに共感できるメンバーもいれば、表現すること自体に生きがいを感じているメンバーもいます。メンバーそれぞれの思いを大切にしながら、その気持ちを爆発させられるライブにしたいです。
――力強いですね。最近のライブでは平岡さんがMCを回す場面も多いので、そういう面でも期待しています。
平岡:おしゃべりでも、ぶん回せるよう頑張ります!
取材・文=堀タツヤ、写真=後藤利江