ダ・ヴィンチWeb

※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年6月号からの転載です。



「グループごとに思想や目指しているものが全然違う。だからアイドルは面白いんです」


エンターテインメントの象徴である「アイドル」を、現代純文学の旗手が描いたらどうなるのか。『IDOL』にその答えがある。


「ダンス&ボーカルグループの面白さに目覚めたきっかけは、BTSの『IDOL』です。メンバーの衣装のおしゃれさに目を奪われ、サビの振り付けのすごさに驚き、MVも現代アートのインスタレーションかと思うほど素晴らしかったし、歌詞の深みに惹かれました。今のアイドルは、性格からメンバー同士の関係まで全てがカメラで抜かれてしまう。でもそんな世界でなら、この作品で起きるようなことがあってもいいのかもと思いながら書きました。さすがに70年後の未来から来たアイドルはいないと思いますが(笑)」


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