ダ・ヴィンチWeb


『嫁姑の推し活』(篠原とも/KADOKAWA)は、結婚したことで出会った嫁と姑が、まさかの「同担」だったことから始まるハートフルコメディだ。嫁姑といえば確執を連想しがちだが、本作で描かれるのはその真逆。共通の「推し」を愛する気持ちが家族の距離をぐっと縮めていく、新時代のホームドラマだ。


主人公は、ごく普通のサラリーマン・二郎。妻のリコと母親のアケミは、世間で語られる「嫁姑問題」とは無縁なほど仲がいい。なぜならふたりは、同じボーイズグループ「ネビュラ」を推すオタク同士だからだ。ライブ参戦、グッズ収集、SNSでの情報交換、尊い供給に対しての大騒ぎ……。推し活に全力を注ぐふたりの姿は、コミカルでうらやましさを感じさせる関係だ。好きなものを語り合える相手が家族にいるという幸福感が、ページいっぱいにあふれている。


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