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『女ひとり 日本をゆっくり飲んでみたよ』(新久千映/KADOKAWA)は、日本各地を旅しながら、その土地の酒と肴、風景、そして人との出会いを楽しんだ旅の様子を描いたコミックエッセイ。ドラマ化もされた『ワカコ酒』で「ひとり飲み」の魅力を描いてきた新久千映氏が、本作では居酒屋を飛び出し、全国を巡る旅そのものを肴にしてみせる。読むとどこかへ行きたくなる一冊だ。


作品タイトルの「女ひとり」という言葉の通り、本作もおひとり様の自由と楽しさが描かれる。「飲むことだけ」と決めた旅は、誰に気を使うでもなく自分のペースで歩き、疲れたら休み、気になった店にふらりと入るというもの。飲みたい酒を飲み、食べたいものを食べる。その身軽さが、ひとり旅最大の贅沢だと気づかされる。


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