ダ・ヴィンチWeb


『中通りダイアリー』(三月薫/KADOKAWA)は、福島県を舞台に、突然始まった新しい家族との暮らしをきっかけにひとりの女性の止まっていた青春がゆっくりと動き出す物語。


主人公・桃生千笑は、実家の桃農家を手伝いながら暮らす21歳。そんな彼女のもとに、亡くなった姉の息子・晴がやってくる。両親を相次いで亡くした小学生の晴が望んだのは、ただひとつ「野球を続けたい」ということだけだった。千笑は近所のグラウンドへの送迎くらいならと、晴の希望を叶えることを約束するが、その瞬間から彼女の生活が劇的に「めんどう」になっていく。


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