
思えば、やたらと保護猫を受け入れる人生だった。ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」著者・ぴなぱさん(@pinapapinapa)は、3人の娘と夫の5人暮らし。昔から動物が好きで、保護団体などは通さず4匹の保護猫と暮らしてきた。どうやら、猫のしもべ(飼い主)になりそうな人間の調査や発掘をしているという秘密組織・ねこねこネットワーク(NNN)から「優良物件」としてロックオンされているようで――?
ゴミ捨て場で拾った茶トラとそんな茶トラに育てられたクールな性格のキジトラ、ビビりな性格のミケ、社交的な性格のネオとの暮らしを描いた『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、ぴなぱさんが自身の体験をもとに描いたエッセイ漫画。著者のぴなぱさんに、保護猫との出会いや本作について話を聞いた。
続きを読む
新たな仔猫との出会い
――ダンボール箱に入れられて捨てられていた仔猫・茶トラを保護し、一緒に生活をしていたぴなぱさん。ようやく茶トラが慣れ、猫との生活も落ち着いてきたある日、アパートの外で、仔猫が入っているダンボールと小学生を見つけたときの、率直な気持ちを教えてください。
ぴなぱさん(以下、ぴなぱ):「またか!」っていう感じでした。最初は小学生がしたことを分かっていなかったので、「また猫を見つけてしまった」という感覚でしたね。
続きを読む
――小学生たちは親猫が離れている隙に、仔猫を勝手に連れてきて、当時ぴなぱさんが住んでいたアパートの外で仔猫を育てようとしていました。なぜアパートの外で飼おうとしていたのでしょうか。子どものたまり場だったのでしょうか?
ぴなぱ:私が住んでいたのは小学生の家族が住むようなファミリー向けアパートではなかったので、おそらく親や教師などにバレない「秘密基地」みたいな場所だったんだと思います。それこそ、ファミリー層が住んでいるような住宅街から離れていたので、小学生たちは自分たちと関わらない人が住むような場所でこっそり飼うために来ていたのかなと。
続きを読む
――親猫に返すこともできず、子どもたちの家で飼うこともできないということで、ぴなぱさんが保護し、里親を探すことになりました。命に対して無責任なことをした小学生たちに、今だからこそ伝えたいことはありますか?
ぴなぱ:きっとその子どもたちももう20代半ばになっていて、下手したら親になっている子もいるかもしれないんですよね。あのときの子どもたちの行動は、知識不足が原因だと思うので、当時私が伝えたことが彼女たちの何かしらの知識になっていたらいいなと思っています。
続きを読む
とはいえ、こう思えるようになったのは今だからなんです。当時は子どもたちにというより、その親御さんに対する憤りを感じていて……。「どうして命に対して無責任な振る舞いをしてはいけない」と教えないんだろうと思っていました。
取材・文=押入れの人
記事一覧に戻る