※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年5月号からの転載です。

哲学的な歌詞を歌い続けてきた“原因は自分にある。”。小泉光咲、長野凌大、吉澤要人に読書について聞いた。
小泉:もともと文章を読むことに慣れていなくて、テストも文章問題が苦手でした。でも、この活動をはじめ、歌詞を読みこむようになり、言葉の持つ深みと面白さを知って、好きになりました。
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吉澤:僕は本に多くのことを教えてもらいました。なかでも、『星の王子さま』の、絆を結んだものには責任がある、というメッセージは、僕の指針になっています。これは友人やメンバーだけでなく、ファンの方にも同じ想いです。
長野:要人にオススメされて読んだ『アルケミスト 夢を旅した少年』は、脳内に見たことのない景色が浮かんでワクワクしました。読んでからは、僕たちの曲を通してどこまで想像させられるかを大事に表現するようになりました。
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そんな彼らの新作EP『文藝解体新書』は、太宰治の『走れメロス』、夏目漱石の『こころ』などの名作にインスパイアされた楽曲が並ぶ。
長野:『ニヒリズムプリズム』は、梶井基次郎さんの『蒼穹』をもとにした作品なんですが、実は小学生の時に読んだことがあったんです。でも、いまあらためて読んだら、当時の感想とは違う感覚を抱きました。さらに、作曲家さんと話したらお互いがまったく違う感想だったんです。それも文学の面白さですし、音楽に通じるなと感じました。この曲を聴いて感じた想いを大事にしてもらいたいです。
吉澤:小説を作詞・作曲家さんが解読し、曲にし、さらに僕らが解釈をして表現するってすごく面白いことだと思うんです。
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小泉:パフォーマンスも世界観をしっかりと表現しているので、小説と歌詞、僕らの歌とダンスを、深読みしながら楽しんでもらえたら嬉しいです。
取材・文:吉田可奈
げんいんはじぶんにある。●大倉空人、小泉光咲、桜木雅哉、長野凌大、武藤潤、杢代和人、吉澤要人による、ジャパンカルチャーを牽引する新解釈アイドルグループ。哲学的かつ文学的な歌詞の世界観を武器に様々なタイプの楽曲をパフォーマンス。メンバー全員が精力的に俳優としても活躍。現在、『LIVE TOUR 2026 輪廻の箱庭』を開催中。




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