
テレビアニメ・ドラマ化もされた『女子高生の無駄づかい』(KADOKAWA)で知られる漫画家・ビーノさん。彼女が自身の子育てについて描いた育児エッセイ漫画の第2作となるのが『エモーショナルイヤイヤ期 ~人間を3年育ててみた~』(KADOKAWA)だ。
俗に言う“魔の三歳児”になった息子・ぽよくんとの日々は笑い、感動、困惑……まさに感情のジェットコースター!? “育児あるある”をビーノさん独特の視点でポジティブ&コミカルに描いた本作は3歳児を育てたことがある人ならみんな共感の嵐を体験できるはず。そんな本作について、そして現在4歳半になった息子・ぽよくんとの日々について、ビーノさんにお話を伺った。
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――第34話には母乳からミルクに切り替えたお話が載っています。“母乳神話”という言葉があるくらい「母乳が一番!」という考えの人が一定数いますよね。
ビーノさん(以下、ビーノ):私の母が、私と兄を1歳過ぎまで母乳で育てたことを事あるごとに誇ってくる母乳信者でした。それもあって私自身も母乳が出ると信じて疑わなかったし、出ないことよりも吸われすぎて乳首が擦り切れたり伸びに伸びて戻らなかったりするんじゃないかと心配していたんです。
――しかし実際はなかなか母乳が出なかったと。その時は悩みましたか?
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ビーノ:いざ出ないとなった時、産後2〜3週間は真剣に悩み、息子に対しての罪悪感がありました。でも割とすぐに「出ないもんはしゃーない!!」と吹っ切れましたね。できないことに意識を向け続けるよりも、できることを探した方が精神的に良いと判断しました。母乳とミルクの成分の違い云々より、まずはお母さんの心身が健康でいることの方が育児においては重要じゃないでしょうか。
――母乳マウントと言って、「私は母乳で育てている」とマウントを取ってくる人もいると聞きました。
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ビーノ:最近の子育て世代の方で、母乳マウントを取ってくる人はほぼいなんじゃないかと思います。0歳から保育園に預けるケースも多い今は、早いうちに哺乳瓶とミルクに慣れさせないと大変だったりするので。あくまで私の周りの話ですが、母乳がよく出る人でも意図的にミルクに切り替えることもあると聞きました。
取材・文=原智香
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