
『ねこのつゆちゃんのことで頭がいっぱいです』(つゆちゃんの飼い主/KADOKAWA)は、そのタイトル通り、保護猫を迎えた飼い主夫婦の溺愛ぶりと、猫と暮らしたことのある人ならわかる「猫あるある」が詰まった癒やしのコミックエッセイ。SNSで人気を博した猫の「つゆちゃん」との暮らしを書籍にしたものである。
猫は警戒心が強い動物というイメージがある。しかし本作の主人公である猫のつゆちゃんは、お迎え初日から飼い主にべったり。お迎えする前は動画などで猫のことを勉強し構えていた飼い主だったのに、その何もかもを良い意味で裏切ってくれる。例えば、お迎え初日はストレスになるため「何もしないことがいちばん」と予習していたのに、つゆちゃんはソファで横になった飼い主の腕にくっついて眠ったり、肩に乗ってきたりと人懐っこい性格を全開に。これには飼い主夫婦もメロメロとなる。実家で犬を飼っていた「犬派」の夫に至っては、お迎え3日で「猫派」に鞍替え……ではなく「つゆ派」という新たな派閥を作っていたほどだ。