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『親に整形させられた私が母になる エリカの場合』(グラハム子/KADOKAWA)は、「毒親」という言葉では簡単に片づけられないほど重い親を持つ子の生きづらさと解放を描いたコミックエッセイだ。母親の価値観に縛られ、自分の意思を奪われて育った女性が、自分の人生を取り戻していくまでの道のりが描かれている。


主人公・エリカの母は、「女の子はかわいくないと幸せになれない」が口癖の人物だった。娘の意思よりも外見や世間体を重視し、自分の理想の娘像を押しつける母は、中学卒業後すぐに二重整形を勧める。そしてエリカは、春休みの間に初めての整形手術を受けることになる。服装や髪型、進学先までも母が決め、反抗すれば叱責される……。エリカはそうした環境の中で、いつの間にか自分の意思を持つことができなくなっていった。


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