ダ・ヴィンチWeb


不倫サレ妻の復讐譚は、最後にシタ側が完膚なきまでに懲らしめられる結末が多い。しかし『サレた私は夫の墓へ』(河野アカ:原作、おみき:漫画/KADOKAWA)は、サレ妻の復讐を描いている物語であるが、ほかではあまり見ない結末となっているために独特な読後感が残る作品だ。


主人公・由美は25歳のときに夫と結婚し現在34歳。パートをしながら4歳のひとり息子とともに3人で暮らしていた。息子は不妊治療の末にようやく授かり、すぐふたりめもほしいと由美が言うが、経済的な理由を盾に夫は聞く耳をもたなかった。それから4年間、夜の生活は一切なく、由美がふたりめは諦めていたある日、息子がテレビに映った女性を指差して「このひとパパのことがすきっていってた」「こっちのママがいい」と、信じられない言葉を口にするのだった。


続きを読む