
こんにちは! 今回は、私が声優を目指すきっかけになったアニメや声優さんの話と、そこから今の自分のお芝居にどうつながっているか、ということをお話ししたいと思います。
私が小学生の頃一番好きだったアニメ作品は、『最遊記シリーズ』。それで声優を目指したと言っても過言ではありません。
最初に『最遊記』という作品にぐっとハマって、猪八戒に恋をしました。声優誌を買って、いろんな声優さんを知り、ラジオを聞いたりイベントに行ったり……。どんどん世界が広がっていきました。それで、「この世界に私も入りたい」って思うようになりました。
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『最遊記』劇場版の初回ボックスみたいなものも持っていて、それが宝物すぎて、お気に入りのハンカチで包んで、傷つかないようにして開いて見ていました。
大事なものを入れる引き出しにしまっていて、そこには堀江由衣さんのファーストアルバムもありました。その頃から堀江さんのことも大好きで。堀江さんは『ラブひな』とか、『六門天外モンコレナイト』とか、出ている作品を手帳やカレンダーに書いて忘れないようにするくらい追っていました。
そんな憧れのお二人と、実際に同じ現場に立つ日が来るなんて、当時の私は想像もしていませんでした。
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私が声優として初めて主役を務めさせていただいた作品(アイドルマスター XENOGLOSSIA)の現場に入ったとき、石田彰さんと堀江さんが揃っていらっしゃって。本当に夢みたいでした。
そうやって同じ現場に立って先輩たちのお芝居を見ると、イベントで見る姿とはまた全然違うんですよね。
家で台本を読んでいるだけでもワクワクしていたのですが、アフレコスタジオで実際にキャストの皆さんの生のお芝居を聞くとより一層深みが増して、一気にキャラクターが立体的になる。より愛しくなったり、怖さが増したりする。「こんなふうにキャラクターに命を吹き込むんだ」と、現場で何度も感動しました。
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そんな素敵な先輩方のお芝居を間近で見て、すごく刺激と学びをいただきました。
ふと自分がこれまで演じてきたキャラクターを振り返ると、ある共通点に気づきました。
私が演じることが多いのは、みんながついて行きたくなるような圧倒的な主人公キャラ! みたいなタイプや、特別な力を持ったヒーロータイプ! というよりは、わりと“普通の子”なんです。
周りには圧倒的な個性や特殊能力を持っている人、地位や名誉を持っている人がいる中で、自分には特別これといって何もない。でも、家族や仲間など、大事なものが傷つけられたときに、突然覚醒して戦うような、極限のチカラを発揮するタイプ。気づいたら覚醒して戦っていて、戦いが終わってから「……あれ?いったい私、何をしたの…?」となる、みたいな。そういう役を演じることが多いんですよね。(あとは、とにかく嫉妬深い女の子を演じることも多々!)
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それが、自分の感覚とどこか重なるところがあります。私は、交友関係がすごく広い華やかタイプというよりは、どちらかというと“狭く深く”のタイプです。特別なチカラや才能があるわけでもありません。だからこそ、周りの大事な人やもの、存在、大事な気持ち・信念を守ることにはすごく敏感。大切なものへの愛情深さはとても強いと自負しています。なので役作りとして意識しているわけではないんですけど、そんなキャラクターたちの気持ちを「わかる」と共感することが多いです。
4月から始まるTVアニメ『本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 領主の養女』でも、まさにそういうキャラクターに出会っています。
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カクカクシカジカひょんなことから異世界に転生してしまったのですが、前世の知識を活かしながらも、転生した世界で出会った家族、仲間、大事な人たちやものたちを守るために奮闘し、そして三度の飯より何より大好きな「本」のために、様々なトライアンドエラーを繰り返しながらも少しずつ成長していくキャラクターです。
そんなキャラクターたちを演じながら、自分自身も励まされているような、がんばる姿に刺激を受けて前向きな気持ちになれています。
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昔、『最遊記』を見て、「この世界に入りたい」と思った子どもの頃の自分がいて。今は、その世界の中でキャラクターに声を吹き込む側にいる。
先輩たちの背中を現場で見ながら、素敵なお芝居を聴きながら、たくさんのことを学んできました。これからも、たくさんのキャラクターたちの魅力を声でしっかり表現して届けられたらいいなと思っています。
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