
夫の策略に嵌められ、借金を背負わされた妻の復讐を描く『夫がゴミだと気づいたので捨てさせていただきます』(ゴルゴンゾーラ:原作、とあじゃぱ:漫画/KADOKAWA)。はたして妻に逆転できる未来はあるのか。
元No.1キャバ嬢の菜々は、「会社のお金を使い込んだ」という夫・圭介のために、借金をしながらお金の工面をする。しかしそれは夫の仕掛けた罠だった。卑劣な印象操作で、逆転不可能な状況に追いやられた菜々…彼女はどう窮地を脱する? 本作の夫婦を例に、離婚カウンセラーでもある「家族のためのADRセンター」代表・小泉道子さんに、夫婦の在り方やお金についての話を伺った。
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――本作の夫は、意図的に妻の悪印象をでっち上げ、妻から慰謝料を巻き上げようと迫ります。実際にこのような方はいるのでしょうか。
小泉道子さん(以下、小泉):慰謝料を巻き上げる、というほどの悪意はないにしても、早く別れてほしいから冷たい態度をとる、といった人は割と多いと思います。ロングヘアが好みな夫と別れたくてショートカットにした、掃除を手抜きしてわざと家の居心地を悪くした、という人もいました。
――悪意ある計画に巻き込まれたとき、対抗する方法はあるのでしょうか?
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小泉:とにかく最初の反応が大切です。本作であれば、夫から「会社のお金を横領した」「投資詐欺にひっかかった」という言葉が出てきたところで距離を置く選択肢を持ってほしいと思います。現実的には、すぐに離婚を決断できる人は少ないと思いますので、まずは一定期間別居してみる程度でもいいと思います。
――意図的にでっち上げられた自分の悪印象を払拭するために、できることはありますか?
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小泉:相手にしないことが一番です。気にせず、自分らしく振る舞っていれば周囲も理解してくれます。どうしても払拭できない場合、自分の生きる環境(職場や住居など)を変えてみてもいいかもしれません。
取材・文=あまみん

小泉道子(こいずみ みちこ)
「家族のためのADRセンター」代表。家庭裁判所調査官として、夫婦の離婚調停の仕事に15年間従事。その後、民間調停機関「家族のためのADRセンター」を立ち上げる。離婚カウンセラーとして、親の離婚に直面する子どもたちのケアにも力を入れている。
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