※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2026年4月号からの転載です。

元政治家秘書の茉莉とスナックのママ・あかりがバディとなって都知事選に挑む、選挙エンタメドラマが、この春、始まる。
黒木華さん(以下、黒木): 野呂さんは、素直なお芝居をされる方だなとずっと思っていました。実際、ご一緒させていただいて、野呂さんとは感情のやり取りのあるお芝居ができて、とても楽しいです。野呂さんの発するセリフが、あかりさんの言葉として、私の演じる茉莉の心に響きます。
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野呂佳代さん(以下、野呂): めちゃめちゃ嬉しいです。私、こんな大役初めてで緊張してしまって。でも、黒木さんは目で伝えるお芝居をしてくださるんです。「大丈夫! 来て!」みたいな。だから、私も安心してやらせていただけて、本当にありがたいです。
黒木:茉莉は、真面目で真っ直ぐな性格です。世界の幸福のため、一人一人の生活をよりよくするために何をすればいいか、一生懸命に追求しています。ときどき暴走して、それをあかりさんが補ってくれるんですね。
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野呂:あかりは、茉莉さんと出会ったおかげで新しい世界に踏み出して、自分の生きる意味も考えるようになる。二人が補い合って成長して行く、素敵な女性バディですね。
黒木:今、どの分野でも女性が頑張っていますよね。撮影現場にも女性が増えました。この作品は、まさに現代のドラマだなと思います。
野呂:茉莉さんとあかりの、一生懸命で前向きなエネルギーが作品全体から放出されていて、ポジティブな気持ちになれますよね。
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黒木:その通りだと思います。私はどちらかというと物事を斜めに見がちなんです。でも、あかりさんと茉莉は、たとえ綺麗事と言われても、みんなの幸せを正面から追求しようとする。私はそういう二人に元気をもらっていますし、勇気づけられます。こういう社会だといいなあ、とも思います。一方で、一筋縄ではいかない現実があることも、知事選のライバルである流星を通して描かれます。そこも本作の面白さです。
野呂:真面目なばかりじゃくて、ほっこり笑えるシーンも多いんですよね。
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黒木:そうなんです。私は、選挙戦の過程で、仲間を増やすグルーヴ感が楽しくて好きです。この作品が、観てくださる方にとっても励ましや希望になるといいなと思います。
取材・文:松井美緒 写真:TOWA
くろき・はる●1990年、大阪府生まれ。2014年、映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。近年の主な出演作に映画『八犬伝』『アイミタガイ』、ドラマ『下剋上球児』、大河ドラマ『光る君へ』など。26年は、出演映画『マジカル・シークレット・ツアー』が6月に公開予定。
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のろ・かよ●1983年、東京都生まれ。AKB48、SDN48の元メンバー。近年の主な出演作に、ドラマ『なんで私が神説教』『ホットスポット』『ザ・トラベルナース』『アンメット ある脳外科医の日記』『ブラッシュアップライフ』、大河ドラマ『光る君へ』映画『怪物』など。

ドラマ『銀河の一票』
脚本:蛭田直美 演出:松本佳奈ほか 出演:黒木 華、野呂佳代、松下洸平 4月20日(月)放送開始 毎週月曜22時 カンテレ・フジテレビ系全国ネット
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与党・民政党の幹事長の娘で秘書の星野茉莉は、目指す何かを見つけると、それに向かって一直線な性格。彼女はある日、政治家の不正にまつわる告発文を受け取る。疑惑を確かめようと画策するが、父にバレてクビになり、家も出ることに。すべてを失った彼女は、偶然、スナックのママ・月岡あかりと出会う。そんなとき、現職都知事が急きょ辞任し、都知事選挙が行われることになる。茉莉は、あかりを都知事にすべく選挙に挑むことを決意する。世界と、あなたと、私の幸福のために……若くして政治の世界で生きてきた女性と、市井に生きる女性がタッグを組む、新たな選挙エンタテインメント。
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