
思えば、やたらと保護猫を受け入れる人生だった。ライブドア公式ブログ「猫の手貸して」著者・ぴなぱさん(@pinapapinapa)は、3人の娘と夫の5人暮らし。昔から動物が好きで、保護団体などは通さず4匹の保護猫と暮らしてきた。どうやら、猫のしもべ(飼い主)になりそうな人間の調査や発掘をしているという秘密組織・ねこねこネットワーク(NNN)から「優良物件」としてロックオンされているようで――?
ゴミ捨て場で拾った茶トラとそんな茶トラに育てられたクールな性格のキジトラ、ビビりな性格のミケ、社交的な性格のネオとの暮らしを描いた『ねこねこネットワーク(NNN)にロックオンされています。』は、ぴなぱさんが自身の体験をもとに描いたコミックエッセイ。著者のぴなぱさんに、保護猫との出会いや本作について話を聞いた。
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ゴミ捨て場で猫を拾ったのは「運命」だった
──大学時代、一時期ご実家から片道3時間弱かけて通学されていましたね。通学の大変さからひとり暮らしを検討し、引っ越したことが仔猫の茶トラと出会うきっかけになりました。そんな仔猫と出会うまでの大学生活は大変ではなかったですか?
ぴなぱさん(以下、ぴなぱ):3年次は1限の講義がほぼなかったので、朝はどうにか平気でした。ただ、学校で作業するので、それが終わってから遊びに行くと家に帰れないのが大変でしたね。大変ではあったんですが、大学生だったので帰れない日は帰れない日で、友だちの家やマンガ喫茶に泊まったりして楽しんでました。ただ、この生活をずっと続けるのは無理だなと悟って家を探そうと思いました。
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──茶トラとの出会いについて教えてください。引っ越したアパートのゴミ捨て場に捨てられていたのですよね?
ぴなぱ:最初は「ドラマみたいな光景だな」と思ったんです。あまりにも現実味がなくて、自分のために用意されていたんじゃないかという感覚でした。そのときは、茶トラがそんなにも深刻な状態だと思ってなかったので…。子どものころからの猫好き、満を持しての一人暮らし、入居の翌々日。あまりに条件が整いすぎていて、今の私ならこのままこの子を保護できる。そんな気持ちからか、
「この子を助けるために、誰かが今日この場所に導いたんじゃないか」
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と感じました。
──茶トラを助けたときぴなぱさんに迷いはなかったですか?
ぴなぱ:迷いはまったくなかったです。むしろ運命だとすら思っていました。今はあまりないですが、ひと昔前はドラマやマンガで「段ボールに入れられた犬や猫を拾って飼う」というシーンがよくあったんです。そんな創作物の光景に影響されたのか、私も子どものころは「そんな風に動物に出逢いたい」と思ってよく探したりしていました。だから、「段ボールの中にいる猫」をずっとイメージし続けて生きてきたので、「あ! いた!」という感覚でした。
取材・文=押入れの人
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