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それでも書きたい有馬くん 真田つづる/白泉社


「書く」という行為に苦しみはつきものだ。ひとりで黙々と文章を紡ぐ時間は孤独でもある。ときには見たくもない自分の内面を突きつけられ、そうまでしても言葉が出てこない夜もある。それでも、書かずにはいられない。そんな人に読んでほしい本がある。『それでも書きたい有馬くん』(真田つづる/白泉社)だ。


ブラック企業で働く社畜の有馬くんは、本が好きな青年。幼い頃は小説家を夢見ていたが、大人になった今はレールから外れる勇気も持てず、日々をやり過ごしていた。ところがある日、勤め先が突然倒産してしまう。途方に暮れる中、同僚の三崎に誘われ、小説家を目指して上京を決意する。


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