
試食販売、蕎麦屋、キャバクラ、ゲイバー、設計事務所……そしてワーキングマザーに。高校生での初アルバイトから貧乏美大生時代の変わったアルバイトまで。一風変わったお仕事遍歴を綴ったのがコミックエッセイスト・まぼさんのエッセイ『勤労ロードショー 今日も財布がさみしくて 』(まぼ/KADOKAWA)。しんどい経験や情けない失敗も隠さず綴られる一冊からは、たくさんの笑いと元気、そして「働くって楽しい!」という気持ちをもらえることまちがいなし。まぼさんに、エッセイで綴られた職業についての裏話を伺った。
――美大に入学されたまぼさん。課題の制作費のためにとキャバ嬢のバイトもされますがそちらは続かず、大きなモニターやサイネージをリースする“サイネージ屋”というバイトも始めます。TV局に出入りしたりする仕事とありましたが、「これがTV局バイト!」というキラキラした思い出はありますか?
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まぼさん(以下、まぼ):それがなくて……(笑)。他の方は「芸能人の○○さんを見た!」と言っていましたが、私の主な現場は展示会だったんです。たまにTV局に行っても演者さんが入る前のセット作りだったので、TV業界を味わうことはできませんでした……。
――サイネージ屋という業種があるのを初めて知ったのですが、働いている方は何人くらいいらっしゃるのでしょうか?
まぼ:総数はまったく知らなくて。現場に来ている人数で言うと、規模感によりますが社員さん3~4名、学生バイト6名くらいで取り組むことが多かったですね。私は主に東京ビッグサイトや国際展示場などの現場に行っていた記憶があります。
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――サイネージ屋での経験の中で今の人生に役立っているなと思うことはありますか?
まぼ:本編にも描きましたが、この仕事の時にかなり癖が強めな人に言い寄られてしまい……。仕事内容からの学びではないのですが、違和感を覚えたら連絡先は交換しない。「NOをはっきり明示する」ということを学びましたね……。
取材・文=原智香
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